WE Love 女子サッカーマガジン

日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦で色を取り戻したセレッソ大阪ヤンマーレディース 「当たり前のことを当たり前に取り組んだ」脇阪麗奈選手 

セレッソ大阪ヤンマーレディースが果敢な守備を取り戻す方法は準備へのこだわり 

2023−24 WEリーグ 第10節でセレッソ大阪ヤンマーレディースらしさが戻ってきました。アウェイゲームを終えた主将の脇阪麗奈選手は「吹っ切れたので自分たちに足りないものが明確になった」と第9節と第10節について話します。 

身体を張った守備でチームメイトを鼓舞する脇阪麗奈選手 写真提供:WEリーグ TOP写真も

前節の大敗で失ったのは勝ち点だけ 

前節のホームゲームで三菱重工浦和レッズレディースに0−4の大敗。脇阪選手から厳しいコメントがありました。 

「厳しい(リーグだという)ことを全員がもっと理解して、危機感を持って、日頃からやって欲しい」
「一人一人が変わっていくしかない」
「シンプルに覚悟と自覚が足りない」
「今日みたいな試合を続けると、誰も応援してくれなくなります」 

セレッソ大阪ヤンマーレディースは、その時点で10位。しかし、戦績とは無関係に、入場者数はトップを競ってきました。セレッソ大阪ヤンマーレディースには、ヤンマーホールディングスをはじめ、関係者からの力強い支援があります。 

この投稿をInstagramで見る

 

ViVi(@vivi_mag_official)がシェアした投稿

強豪のINAC神戸レオネッサ、入場者数が増加せず苦しんだノジマステラ神奈川相模原でプレーした経験があり、現在の恵まれた環境に、逆に苛立ちを覚えていたのかもしれません。 

技術は変わらなくても日々を変えることはできる 

大敗から1週間、日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦はセレッソ大阪ヤンマーレディースにとって再起を図った一戦でした。試合後の会見で、鳥居塚伸人監督は、前節終了後からこの試合までのトレーニングについて話しました。 

「技術のところは変わらないけれど、気持ちの部分は変わるし、変えることで結果は変わってくる。トレーニングの中で日々を変える、どれだけ細かいことにこだわって興味を持っていけるかを徹底した結果と思っています。前節も同じようにやったつもりなのですが(相手への)プレッシャーに迫力が少なかった。今回は、多少は相手にプレッシャーをかけることができたと思います。 

(残り 1943文字/全文: 2934文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ