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浦和、大宮V、EL埼玉にとっての埼玉対決 「スポーツで埼玉をもっと元気に!!」プライドリームス埼玉 トークフェスティバル2023 WEリーグは第11節の折り返し地点

2023年3月21日で2022−23 YogiboWEリーグは一巡目の第10節までを終えました。首位で折り返したのは三菱重工浦和レッズレディース。大宮アルディージャVENTUSは4位、ちふれASエルフェン埼玉は8位。昨シーズンと比べると、埼玉県にホームタウンを持つ3チームはいずれも順位を上げています。

今回はプライドリームス埼玉・トークフェスティバル2023の会場となった狭山市市民会館を訪ね3チームの選手にお話をお聞きしました。2022−23 YogiboWEリーグ前半戦の手応え、そして、後半戦への意気込み、さらには、トークフェスティバル2023の模様をお伝えします。

浅野菜摘選手(ちふれASエルフェン埼玉)、西澤日菜乃選手(大宮アルディージャVENTUS)

プライドリームス埼玉は「スポーツで埼玉をもっと元気に!!」をキャッチフレーズに据え、スポーツの素晴らしさを伝え「スポーツ王国・埼玉」の実現を目指しています。埼玉県に本拠地を置き、全国トップリーグまたはそれに準ずるレベルで活動しているスポーツチーム(浦和レッズ、三菱重工浦和レッズレディース、大崎電気ハンドボール部、大宮アルディージャ、大宮アルディージャVENTUS、埼玉西武ライオンズ、埼玉パナソニックワイルドナイツ、さいたまブロンコス、埼玉上尾メディックス、ちふれASエルフェン埼玉、戸田中央メディックス埼玉)が参加。県・市・町が共に活動しています。

トークフェスティバル2023は狭山市市民会館が会場となりました。狭山市は日本経済新聞社の調査「共働き子育てしやすい街ランキング2022」で埼玉県内第1位になった子育て支援に力を入れている自治体です。「狭山茶グルメ」が人気で、浅野菜摘選手(ちふれASエルフェン埼玉)が所属するちふれASエルフェン埼玉のホームタウンの一つです。エルフェン発祥の地であり、下部組織・ちふれASエルフェン埼玉マリの練習拠点があります。

競技の垣根を越えてトークフェスティバル2023のステージを開催

会場では浅野菜摘選手(ちふれASエルフェン埼玉)、萩原拓也選手(浦和レッドダイヤモンズ)。栗島朱里選手(三菱重工浦和レッズレディース)、西澤日菜乃選手(大宮アルディージャVENTUS)、松岡寛尚選手(大崎電気ハンドボール部)が登壇。トークショーを繰り広げ客席を沸かせました。

左から浅野菜摘選手(ちふれASエルフェン埼玉)、西澤日菜乃選手(大宮アルディージャVENTUS)、松岡寛尚選手(大崎電気ハンドボール部)。栗島朱里選手(三菱重工浦和レッズレディース)、萩原拓也選手(浦和レッドダイヤモンズ)

冒頭の「ホームタウンの良いところといえば」の話題では、栗島選手(浦和)が「サッカーの街」の日常を話しました。

「サッカーに対する熱が強いところです。頭上に赤いタペストリー(フラッグ)があったりして、一歩でも街に出たら浦和レッズが視界に入ってきます、サポーターの熱がすごいです。」

栗島朱里選手(三菱重工浦和レッズレディース) ナビゲーターは舘谷春香さん(ちふれASエルフェン埼玉PRサポーター&スタジアムD J)

西澤選手(大宮V)は、スタジアムの素晴らしさを話しました。

「NACK5スタジアム大宮です。ピッチと観客席が近くプレーしている選手も観客席との一体感を感じています。」

浅野選手(EL埼玉)は、ちふれ化粧品飯能工場の敷地内にある専用グラウンド周辺で起きたエピソードを教えてくれました。

「自然が多いです。練習終わりに鹿が倒れていたことがあります(笑)。それくらい自然が豊かなところです。」

埼玉県のイメージを「芋」と回答した浅野菜摘選手(ちふれASエルフェン埼玉) ※芋の産地です。

客席に足を運んでいた船田麻友選手(EL埼玉)からの質問が飛び込むハプニングもあり、ステージは笑顔いっぱいに進みました。最後には抽選会が行われ、選手は当選者と一緒に記念撮影に収まっていました。

当選者と撮影する浅野菜摘選手(ちふれASエルフェン埼玉)

会場は栗島選手(浦和)にとって思い出の場所

栗島選手(浦和)は狭山市出身。狭山市市民会館は思い出深い場所だそうです。

「狭山市は地元で、この市民会館で成人式をやりました。そんな場所でイベントをできたのは嬉しかったし楽しかったです。」

浅野選手(EL埼玉)は緊張していたそうです。ステージを終えて安堵の表情を見せました。

「皆さんの回答が面白かったので楽しかったです。」

西澤選手(大宮V)は、これまで他競技の選手との接点があまり多くなかったと言います。

「今日は、いろいろな競技の選手と出会えて話をできて面白かったです。」

埼玉県のチーム同士の対戦に特別な思い 

埼玉県は県内3チームをより一層知っていただくため、埼玉ダービー「知事杯」を創設しました。2022−23 YogiboWEリーグにおける、県内3チームによるホーム&アウェイ計6試合を「埼玉ダービー(知事杯)」と位置付け、サポーター投票や観客動員数などのルールを付加した総勝ち点1位のチームに優勝トロフィーを授与するのです。

人の選手は、埼玉県のチーム同士の対戦に特別な意識があるのでしょうか。

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