西部謙司 フットボール・ラボ

「町田ゼルビアを止めろ!」異端の新参者がJ1のパイセンクラブに迫る究極の選択

首位に立ったことで対策が講じられ始めた町田ゼルビアだが、その対策を打ち破る力を見せている。その強さは本物なのか。ほかのJ1クラブはどう戦うべきか。新参の異端者と対峙するとき、究極の選択が迫られることになるだろう。

 【主な内容】

・対策される側になった町田が放つ異彩

・完璧に見えた鳥栖の対策を上回った町田の強さ

・「それでも、つなぎますか?」町田がJ1クラブに突きつける究極の選択

 

対策される側になった町田が放つ異彩 

第6節終了時点で首位は変わらず町田ゼルビア。しかし、サンフレッチェ広島に敗れたために、広島とセレッソ大阪が1ポイント差に迫りました。

首位の町田はJ1では異質のチームです。固い守備とカウンター、ロングボールの多用、ロングスローの活用、ビルドアップの省略など、ある意味でJリーグのサッカーへのカウンターになっています。

開幕当初はJ2からの昇格ということもあり、挑戦者としての位置づけでしたが、首位に躍り出たことで今度は町田が対策される側に回っています。

まずは第5節、サガン鳥栖の町田への挑戦が面白かったです。

完璧に見えた鳥栖の対策を上回った町田の強さ 

鳥栖はいくつかの町田対策を打っていました。

(残り 1745文字/全文: 2251文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ