「これはもしや…浦和レッズがやりたかったサッカー?」優勝候補に躍り出たセレッソ大阪の高い完成度
いきなり桜が満開だった。開幕戦で完成度の高いサッカーを披露したセレッソ大阪は優勝争いに絡む実力を存分に見せつけたのだ。その全容とは? そして同じようなスタイルを標榜する浦和レッズとの違いは何なのか?
開幕戦で明暗を分けた田中駿汰とグスタフソン
セレッソ大阪がいい感じに見えました。開幕戦はFC東京をホームに迎えて2-2のドローでしたが、補強が効いていて4-3-3システムも機能していました。
これ、もしかしたら浦和レッズがやりたかったサッカーなのではないでしょうかね。新加入の田中駿汰がアンカーでプレーしています。浦和のサミュエル・グスタフソンと同じポグスタフソンジションになります。
開幕戦の浦和はサンフレッチェ広島のハイプレスに劣勢となり、その展開だとグスタフソンの守備の弱点が浮き彫りになっていたわけですが、C大阪はそうはならなかった。田中とグスタフソンはともに長身でリーチがあり、技術的に1タッチ2タッチのパスが非常に優れています。そのかわり、Jリーグのボランチとして俊敏性はあまりない。
田中とグスタフソンはJのボランチとしては比較的珍しいタイプです。そして開幕戦である意味明暗を分けた。どういう違いがあったのでしょうか。
新加入選手の躍動とシンジカガワの効能
簡単に言うと、C大阪には田中が活きる条件がより整っていたと思います。
チームの構成は浦和とよく似ていました。優れたGK、屈強なCB、SBはダイナミックに上下動できる。アンカーはビルドアップの軸。そしてアジリティとテクニックに優れたインサイドハーフ、突破力のあるウイングとゴールゲッターのCFです。
(残り 876文字/全文: 1553文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ