お金はなくとも志は高い。「Jのブライトン」新潟、鳥栖が歩むべき道とは?
サッカーアナリストや指導者か常に高い評価を受けるアルビレックス新潟とサガン鳥栖。戦術的にも優れたチームの成績はしかし上位には食い込めない。やはりビッグクラブにはかなわないのか? 否、参考にすべきクラブがイングランドにある。
マンCやバルセロナのような王道サッカーもなぜ中位なのか?
第30節でアルビレックス新潟と対戦したサガン鳥栖は1-1で引き分けています。前半ロスタイムの49分に鈴木孝司のPKで新潟が先制しますが、1分後に小野裕二のヘディングシュートで鳥栖はすかさず同点としました。後半は得点なしでそのままドロー。
この時点での順位は新潟が11位、鳥栖12位。勝点差はわずか1ポイントです。30試合やっていますから実力を反映した結果だと思います。で、この2チームのプレースタイルが非常に似ているんですね。直接対決でもそれは思いました。
どちらもやっているサッカーは王道チャンピオンスタイルなんです。例えば、マンチェスター・シティとかバルセロナなど、タイプとしてはそれ。具体的にはゴールキックから丁寧にビルドアップしつつ、相手の出方しだいで擬似カウンターを狙う仕様。守備は相手のビルドアップに対してハイプレス、ディフェンスラインは高いです。J1では横浜F・マリノスがこれの典型ですけど、同じスタイルなのに新潟、鳥栖はどっぷり中位なのはどうしてなのでしょうか。
資金力に劣るチームが目指すべき「Jリーグのブライトン」
夏にマンチェスター・シティが来日して横浜FMとプレシーズンマッチをやりました。
(残り 1099文字/全文: 1742文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ