西部謙司 フットボール・ラボ

ハイプレスの嵐、間もなく収束? マリノス、名古屋、神戸に共通する「強み」と浦和、ガンバ、柏の「そっくりな3人」が告げるJ1近未来

J1前半戦で吹き荒れたハイプレスの嵐は後半戦も勢力を維持するのか? それとも…。横浜F・マリノス、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸のトップ3に共通する「強み」と柏レイソル、ガンバ大阪、浦和レッズの「似ている3人」を中心に後半戦の傾向を占います。

「ポストプレーヤー、あります」。似ている3人 

柏レイソルのフロート、ガンバ大阪のイッサム・ジェバリ、浦和レッズのホセ・カンテ。サッカー知らない人だったら、ほぼ見わけがつかないんじゃないでしょうか(そんなことはない?)。それぐらい見た目とプレースタイルが似ている気がします。出身地はオランダ(フロート)、チュニジア(ジェバリ)、スペイン(カンテ)とバラバラなのですが。

補強したCFが似ているというのは何かの偶然でしょうか。たぶん偶然なのでしょうが、多少の必然性はあるかもしれません。

今季のJ1の戦術的傾向としてハイプレスが効いているということがあげられます。自陣からつなごうとするチームが増え、それに伴ってハイプレスも増えた。とくにゴールキックからのリスタートですね。で、攻撃側がことごとくハイプレスに食われている。

1つは技術的な問題。

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