西部謙司 フットボール・ラボ

【ガンバ大阪ラボ始めました】見えてきたチームの骨格と豊富な人材。上位進出のポイントとは?

今季からガンバ大阪ラボを始めました。といっても気の向くままですので、月に一回以上程度の掲載になると思います。おそらく。記念すべき第一回目は川崎との保持型対決を総括します。

川崎フロンターレとの保持型対決に勝利

第8節のガンバ大阪vs川崎フロンターレは、わりと似た者同士の試合でした。今のところあまり勝てていないボール保持志向の両チームでもあります。

29分にダワンのCKからのゴールでG大阪が先制。50分にファンアラーノが豪快な右足弾を決めて2-0。ここまではG大阪のペースでした。川崎がここからペースを握るのですが60分に車屋紳太郎が2枚目のイエローで退場となり、勢いを削がれます。

82分にはファンアラーノがCKのこぼれ球を決めて3-0としたかに見えましたが、これはオフサイドでノーゴール。2-0でG大阪の勝利となりました。

イッサムジェバリが良かったと思います。いよいよ本領発揮でしょうか。ネタラヴィも完全に中心になっています。三浦弦太、クォンギョンウォンのCBコンビも固かった。一方、川崎はかなり厳しい状態に見えました。負傷者続出の事情が大きいのでしょうが、看板のパスワークに乱れがあり、守ってもなかなか奪えない。車屋の退場はありましたが、その前にすでに2点ビハインドでしたからね。

光るジェバリの機能性。上位進出の鍵になりそうなポイントとは?

G大阪のシステムは攻撃が4-3-3、守備が4-4-2。攻撃に向いたシステムと守備に向いたシステムを攻守で使い分けるのが今季の方針のようです。

守備時は4-4-2、攻撃時に4-3-3に可変するガンバ大阪のシステム

どちらもボール保持型。

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