西部謙司 フットボール・ラボ

今年も北海道コンサドーレ札幌が面白い! 名古屋との練習試合で見せた「進化」と」「不変」と「期待の新戦力」たち【西部のキャンプラボ】

大好評の西部謙司のキャンプレポート。今回は沖縄にて北海道コンサドーレ札幌を徹底チェック。名古屋グランパスとの練習で見えた今季のポイントとなりそうなところ、新戦力など活躍が期待できそうな選手の解説をお届け。

ご存知、ミシャ式は健在! 

4日(土)、名古屋グランパスvs北海道コンサドーレ札幌の練習試合を観てきました。今回は札幌に絞ってお届けします。

北海道はご存知通りグラウンドが凍結するレベルの寒さですから、沖縄キャンプ後の練習拠点は熊本になっています。開幕後もしばし熊本で練習するようです。

試合の結果は2-1で名古屋の勝利。45分ハーフです。その後、45分ハーフでもう1試合しております。

8分にミスパスをカットした名古屋がカウンターからキャスパー・ユンカーが抜け出して先制。17分にハイプレスで奪った札幌、福森晃斗がねじ込んで1-1。後半に入って36分にマテウス・カストロのゴールで名古屋が勝利しました。

札幌はいわゆる「ミシャ式」のビルドアップでハーフウェイラインまでは難なく運びます。新加入の小林祐希が組み立ての中心となり、ボランチを組む荒野拓馬が主にディフェンスラインに落ちる役割でした。

ビルドアップ時の自陣の人数はGKも入れて3人ほど。残りは敵陣へ押し込んでいきます。前線に5人もお馴染みミシャ式でございます。

けっこう負傷者や調整中の選手が多いので、これがベストメンバーかどうかはわかりませんがこの試合はこんな感じでした(図参照)。

札幌が支配して名古屋がカウンターという両チームの特徴そのままの噛み合った流れです。札幌の守備はこれまたお馴染みのマンマークです。

金子拓郎がスーパーな武器に。面白い存在の馬場晴也、スパチョーク、中村桐耶らの新興戦力をチェック 。1トップは中島大嘉かキムゴンヒか?

ミシャ式について簡単に説明しておきます。

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