【アジアカップ】報道陣に用意されていた罠(追記あり)
カタールに到着し、取材を始めるためには「ADカード」という首から下げる取材カードを取得しなければなりません。そしてその場所は毎回メインメディアセンターとは別の場所に設けられていて、しかも分かりにくかったり遠い場所であることのほうが多い……というか、そういう場所ばかりです。
ホテルに荷物だけ預けてADカードの発行場所を目指します。カタールワールドカップのときは、そのADカードを見せるだけで地下鉄やバスに乗れました。今回もそうかもしれないと思い、とりあえず発行場所に行けるだけのチケットを買おうと思います。
カタールの地下鉄も10カタールリアルでプラスチックでできたカード(デザインは1種類)を買ってチャージし、1回2または3カタールリアルの運賃を払うのが一般的な方法です。他には6カタールリアルで1日乗り放題というのがあります。
券売機
もしかしたらADカードを受け取れば、もうあとはいらないかもしれません。そう思ってコストミニマムを考え、1日乗り放題券を買いました。ちなみに、この乗り放題のカードは紙製です。
今回の配布場所は「DEC」というところで、送られてきた地図を見ると「アル・カサール」駅の近くに見えます。ところがその1つ手間には「DECC」駅というのがあります。
うーん、僕の五感はどれも「DECC」が本物、降りるべき駅だと思っています。だけどこれまで数多くのミミックに引っかかってきたことを考えると、これはもうあえて地図を信じるべきかもしれない!
……。
ということで、「アル・カサール」駅で降りました。で、見渡すと、なんとすぐ近くに発行場所があるじゃないですか。やっぱり本能を信じちゃいけなかった。15時のオープンまで警備員の人と無駄話をして過ごして、いざ受け取りへ。
ところがここで「承認のメールを見せてください」と言われました。ところが、もうiPhoneの電池残量が少なく、検索するたびにドキドキです。PCはとっくに電池切れ。いざとなったら「チャージさせてくれ」とお願いしようと思っていると、あまりに時間がかかったのでパスポートで確認し、発行してくれました。
もしたくさんの人が並んでいたら、一度列を外されていたかもしれません。いやー、まだ誰もいない時期でよかった。
「いろんな情報についてはメインメディアセンターで聞いてください」ということだったので、とりあえずメインメディアセンターがある「ムシェイレブ」駅を目指します。「アル・カサール」駅で乗るときにADカードを見せて「乗れますか?」と聞いたところ「ノー」だったので、とりあえず乗り放題券で現地を目指しました。
1階には交通関係の案内や報道陣向けのチケットセンターがありました。また、報道陣向けの大会グッズもここでもらいました。
2階には様々な情報と食事のチケットについてのインフォメーションデスクがあります。
さて、ここで分かったこと。
- 試合日とその前後1日は地下鉄に乗れる。あとは自費で
- 食事は昼と夜、時間は決まっているが用意される。無料。ただ、昼と夜の両方食べられるかどうかは不明(というか試していない)
- コーヒーとお湯、ミルクは用意されているし、クロワッサンやカップケーキなどの軽食はいつも置いてある
- トイレの中にはいつも係員がいて清掃している
- 練習場へのバスは9日以降、メインメディアセンターから30分おきに用意される
- メインメディアセンターはメチャクチャ寒い(ただ、夜になって外に出ると同じぐらい寒い。薄手のダウンジャケットほしい)
これで大雑把な情報は集まりました。さて、いよいよ本格的に活動開始です。
(追記)
その後、メディアガイドが更新され、練習場へのバスは試合の前日のみ運行されるというのが明らかになりました。また、試合と前後1日はメトロに乗れるという情報も否定されています。
そして一番恐ろしいのは!!
試合の48時間前に試合の取材エントリーが始まり、その締め切りは試合の24時間前。つまり24時間の間に申請できないと試合に行くことができません!! いやいや、エントリーだけ先にさせてくれよ!! ここ失敗できない部分です。