森マガ

「シーズン移行」問題については25日の理事会後記者会見で詳しく出てくるのでぜひ注目を……で、何が出てくるか

18日、Jリーグは「シーズン移行の検討状況」として、実行委員会後のブリーフィングを行いました。「ブリーフィング」というからには、正式な記者会見というより、どちらかというと概略の説明という感じです。

出席者はJリーグ執行役員の窪田慎二氏とフットボール本部長の樋口順也氏。非常に短い「ブリーフィング」だったので、まずはご紹介します。

「今日は実行委員会でどういうことをやったかっていうことを、ご説明をさせていただきます。 (検討をするのに)4つ分科会があるというのは、もうご説明したとおりなんですけども、その4つの分科会が、それぞれ2回ずつ終わってますので、 その4つの分科会で、どういう議論がなされていて、どういうポイントで、こういう課題がありますとか、こういう進捗になってますということを、統合的にご報告をさせていただきました。

もちろんそれぞれの分科会が終了した 段階で、資料とか、zoomでもやってますので、zoomの動画共有等で、情報は全クラブで共有していただいてますし、今日も実行員のみな様には、資料 はかなり膨大な量にはなるんですけども、改めて共有をさせていただきました。

その中で、こういう議論をしていますということを、それぞれ4つの分科会からご報告をさせていただ 特に、日程のところでいきますと、カレンダーを2026年から約8年、2032年までのカレンダーを、シーズン移行しない場合のカレンダーと、逆に、シーズン移行した場合のカレンダーである程度精査したのが 出来上がって、これから、また精査していかなければいけないものなんですけども、それを踏まえて、ご提示は進めてます。

(シーズンが)いつ始まっていつ終わるのか。いつウインターブレークなのか。平日開催は、比較すると、何日と何日になるのか。連戦は、何日と何日になるのか。その場合に、全クラブの最大値がこうかっていうところがあるんですけど、 全クラブは全大会を勝ち上がるわけではないので、例えば仮にJ1でACLで、ここらへんまで行くクラブはこれぐらいになりますよとか、J1で、残念ながら、ベスト16で負けちゃうようなクラブはこれぐらいの連戦数になりますよだとか、別だとこれぐらいですよとか、J2だとこれぐらい、J3だとこれぐらいですねっていうのをある程度モデルを作ってご提示をして、 より現実的なカレンダーが、こんなカレンダーになりますよっていうことを、提示をして議論をしています。

それから各クラブに対して、もう1度改めてお示ししたのは、ここからここまでは冬期間になってますんで、本番ではこれぐらいの連戦が続きますみたいなことをみな様にお伝えしたと思うんですけど、各クラブに改めて、我々が勝手に想像しているのではなくて、冬は、 じゃあ12月はこっからは厳しいです、じゃあ2月はここまで厳しいです、あるいは3月のここまで厳しいですっていうのをアンケートを取って回収させていただいて、それに基づいて、日程君を回すっていうことをさせていただいて、ご提示をして、そこで議論をしてやってますっていうこともご報告をさせていただいております。

主に、そのあたりを議論させていただいたのと、じゃあ我々が今後シーズン移行のあるなしにかかわらず、どういった世界観で、何を得るために、どういう最適なシーズンであったり、カレンダーだったりっていうのをしていくのかっていう、その目指すべき方向性みたいなところの議論のスタートで、少し意見交換をさせていただきましたっていうところが、今回の主な議論の内容でございます」

 

4つの分科会とは
1.フットボール分科会(アウェー連戦や練習場、スタジアム環境)
2.降雪地域分科会(入場者や関心度、スポンサーやパートナーなどのステークホルダー)
3.事業マーケティング分科会(経営状況や会計年度の変更など)
4. 経営管理分科会(クラブ経営の管理)

ここまでが「ブリーフィング」の内容です。つまり、各クラブからのアンケートを基に日程を作成して、どれくらいの問題が出てくるかという調査が行われていました。そしてこのブリーフィングが終わった後に「勉強会」が開催されて、ある程度のデータを元に概略の説明がありました。それがなぜ出せなかったかというと、まだ精査している部分があり、不正確なデータが出てしまうことで誤解を受けることを避けたようです。

では、その「勉強会」ではどんなことの説明があったか。概要と僕が考えた問題点をお伝えしておきます。

(残り 947文字/全文: 2786文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ