森マガ

06月20日 確かに強かったしいろいろ仕掛けてきたけど4-1。森保監督と選手は

ペルーは確かに強かったと思います。いろんな場面で多方面から仕掛けてきました。

ボランチが1枚下がって3バックにして両ワイドが内側に絞って外にサイドバックが張ることでミスマッチを生もうとしたのも一つ。

自分たちにケガ人が出たとき、タッチに蹴ったボールをDFラインに返すように要求して日本は応じたのに、日本人選手にケガ人が出てタッチを切ったとき、そのボールは中村航輔に戻した(これには森保一監督も怒って相手選手に文句を言っていました)のも一つ。

FKのときにちょこちょこと妨害しようとするのも一つ(これに対して日本はちょっとボールを前にやって相手をイライラさせたり、相手がボールを戻そうとして蹴って、またそのボールをセットしたりして時間を稼ぐ、なんてことを日本はしませんでした。やってもいいと思いますが)。

スコアは4-1ですが、DFラインの裏を突こうとしたロングボールが非常に正確だったのは覚えておくべきことでしょう。もしかしたらワールドカップで対戦することもあるでしょうから。というのも、南米の枠は現在の4.5から6.5になります。10カ国のうち6カ国はストレートイン。となると2022年ワールドカップ予選で5位だったペルーは入ってくる可能性が高いでしょう。そのとき、「日本は強い」というイメージが残ってビビってくれたら最高です。

さて、今日は試合後の森保一監督の会見と、鎌田大地、伊東純也、久保建英と中村航輔のファンキーなミックスゾーンの様子をお届けします。

【森保一監督】

まず、ペルー戦というよりも、3月の活動からチームとして、いろんな課題が出た中、どうやってこの6月に修正してチームとして戦おうかということを選手、スタッフと1人ずつ、何ができるかということをしっかり考えで、チームとして課題に取り組み、我々がやるべきコンセプトの部分を共有して戦えたことは、まずはその修正という部分ではよかったかなと思っております。

まだまだ課題はありますが、この6月シリーズも、1試合目より2試合目という、1試合目は相手が1人少なかったので、なかなかいろんな参考になる部分が難しいところはありましたが、今日のペルー戦は、我々とFIFAランクがほぼ同じということ、そして南米の強豪というところで、自分たちがやるべきことを、失点はしてしまいましたが、いい守備からいい攻撃にというところ、選手たちが個々の部分で責任を持って戦い、そしてそそれぞれが持っている攻撃の武器をつなぎ合わせていくということを選手たちが捉え、してくれたかなと思います。

先ほども言いました、課題の部分、特に失点の部分は誰が出ても機能するという部分へ、交代枠が6人という中、実際、本当に公式戦でも交代枠5人は使える中、試合の流れを崩すことなく戦えるように、さらに、チームとして共通認識を高めることが必要かなという反省をしております。以上です。

——今回の収穫を教えてください。

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