1−8からの逆襲 初のWEリーグに挑むセレッソ大阪ヤンマーレディース 「もっと面白い試合をできる」高和芹夏選手、田中智子選手、筒井梨香選手 開幕直前インタビュー
WEリーグに初参戦するセレッソ大阪ヤンマーレディースは2023年10月21日(土)に「滋賀銀行90周年記念 ハナサカチャレンジマッチ IN 滋賀」を戦います。対戦相手はINAC神戸レオネッサ。11月11日(土)(セレッソ大阪ヤンマーレディースの開幕戦は12日)の2023-24WEリーグ開幕を前にチーム作りは大詰めの段階に入ってきました。
WEリーグカップはグループA2位の好成績
リーグ戦の前哨戦となった2023−24 WEリーグカップはグループAの2位。3勝1敗1分の好成績を残しました。ピッチ上の選手はどのような手応えを感じていたのでしょうか。今回は舞洲のクラブハウスを訪ね三人の選手(高和芹夏選手、田中智子選手、筒井梨香選手)に、ここまでの振り返りとリーグ開幕直前の心境を教えていただきました。リーグチャンピオンの三菱重工浦和レッズレディース、初年度のチャンピオンのINAC神戸レオネッサ、そして、2023−24 WEリーグカップの決勝に進出したサンフレッチェ広島レジーナについて、さらにはファン・サポーターの応援についてもお聞きしています。
リーグ公式戦は約1年ぶり
高和選手は、2023−24 WEリーグカップ第1節・ノジマステラ神奈川相模原戦で、セレッソ大阪ヤンマーレディースのWEリーグカップ初得点を記録した選手です。田中選手は、前線からプレッシャーをかけてボールを奪い高和選手にラストパスしアシストしました。筒井選手はWEリーグでのプレー経験のある強靭なディフェンダーです。第4節のマイナビ仙台レディース戦ではセットプレーから得点しています。
セレッソ大阪ヤンマーレディースは2022年10月16日に開催された2022プレナスなでしこリーグ第22節以来のリーグ戦を迎えます。春秋制のなでしこリーグと秋春制のWEリーグのズレにより約1年間、リーグ公式戦から離れていたことになります。
筒井選手は、その間、INAC神戸レオネッサに期限付き移籍し、WEリーグの強度やレベルを体感してきました。高和選手、田中選手はセレッソ大阪ヤンマーレディースでトレーニングを続けトレーニングマッチで自らのレベルアップを確認してきました。
衝撃だったトレーニングマッチで1−8の惨敗
筒井—4月にセレッソとINACでトレーニングマッチをしました。そのとき自分がプレーしていたINACが8−1で勝ちました。あの頃のセレッソは、ほんまにボロボロでした。でも、期限付き移籍を終えて7月に帰ってきたらチームは一つになっていました。短期間に成長できたのだと思います。
田中—INAC神戸レオネッサとの練習試合では何も通用しないと感じました。でも、カップ戦が始まると、思ったより通用することに気がつきました。
高和—確かにトレーニングマッチをした頃は全くダメでした。チームとしてまとまっておらず不安がかなりありました。移籍から帰ってきた選手が外から見えたことをアドバイスしてくれてチームが変わっていきました。迎えた開幕戦では前線からのプレスが通用することがわかりました。
田中—前線からのプレッシングはセレッソの持ち味なので、けっこうしんどいですが、毎試合走っています。
高和—前線は、とにかく走っていますね。フォワードがゴールキーパーまで追うと後も押し上げなければいけません。
筒井—フォワードは二度追いもするし前線の選手はきついと思います。それでも最後まで走ってくれています。
—2023−24 WEリーグカップのグループAでは2位。5試合で3失点でした。振り返っていかがでしたか?
筒井—自分たちは、まだまだもっとできると感じました。伸びしろしかないです。リーグ戦で圧倒的な差を見せつけて勝てるレベルまで持っていければ、もっと楽しいサッカーになると思います。勝てば大阪が盛り上がると思います。
3失点は全て、自分たちのミスから生まれています。簡単にミスをしないようにしていかないとリーグ戦では通用しないとも思っています。悔しい、いらなかった失点だったと思います。「崩されて」「はめられて」失点したシーンはなく、自分たちの技術的なミスが多いです。そのあたりをもっと徹底していけば、良いサッカーをできると思います。
—リーグチャンピオンの三菱重工浦和レッズレディースと対戦(第5節 0−0引き分け)してみていかがでしたか?
田中—ゴール前のパス回しや崩しがすごいと思いました。自分たちも、本当は、そのような攻撃が得意なので、楽しいサッカーをしていきたいです。
筒井—レッズは相手(守備者)との距離が近くても常にボール保持していました。その上でゴールを常に狙っている感じがしましたね。
しばらく公式戦がなく、じっくりとチーム力を積み上げてきた
—なでしこリーグと皇后杯 JFA全日本女子サッカー選手権大会が終わり、2023−24 WEリーグカップまで長く公式戦がありませんでした。その間はいかがでしたか?
田中—練習よりも試合が好きなので……公式戦がなく、ずっと練習の毎日は気持ち的にしんどいですね。
高和—最初の頃のトレーニングは「走り」が多く大変でした。ただ、試合がないので技術、戦術の練習にはじっくりと取り組むことができました。
筒井—7月に帰ってきてからも、めちゃくちゃ走っていたと思う。
田中—開幕ギリギリまでよく走っていましたね。
筒井—陸上部か!?と思うくらい走りましたね。
INAC、ベレーザ、レッズのビッグ3に絶対に負けない
高和—WEリーグに初挑戦するのですが「セレッソらしいサッカー」で優勝を目指したいです。毎日の練習は大変でしたが、試合があることが嬉しいです。楽しみながら、皆で頑張っていけたらと思います。
—高和選手の考える「セレッソらしいサッカー」とはどのようなサッカーですか?
高和—守備なら「前線からの守備」が持ち味。攻撃なら、皆、足元の技術があるので、ボールを保持しながらゴールを目指すところも見てほしいと思います。
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