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大宮アルディージャVENTUS アグレッシブな姿勢で力強く大勝 WEリーグカップ初戦は4−1でINAC神戸レオネッサを下す(無料記事)

大宮アルディージャVENTUSの若き指揮官・柳井里奈監督は試合終了のホイッスルを聞くと強く拳を握りました。得点を重ねるたびに4度も歓喜を爆発させたスタンドは、夜空に歓声を響かせました。迷いなく前にボールを進め見せ場を多く創り、守っては躊躇を一切感じさせない積極的な守備が、大宮アルディージャVENTUSのファン・サポーターのハートを掴みました。シンプルに面白い、飾ることなくかっこいい女子サッカー選手の姿がNACK5スタジアム大宮のフィールド上にありました。どちらかというと大人しかった、これまでの大宮アルディージャVENTUSのイメージは一新され、目の前の相手をなぎ倒してでも前進する力強さが印象に残りました。

スペイン出身のジョルディ・フェロンさんを新監督に迎えたINAC神戸レオネッサにとっては苦い開幕戦となりました。控え選手がゴールキーパーを含めて4人しかいない苦しい戦力。ジョルディ・フェロン監督からポジション修正の声が飛びました。昨シーズンまでとは全く異なるシステム導入により迷いが生じているのか選手の運動量が少なくパスコースが生まれず成宮唯選手がチームメイトに強く要求するシーンも目立ちました。

右サイドで積極的に仕掛けた栫井美和子選手 写真提供:WEリーグ TOP画像も

終盤は途中出場の栫井美和子選手らが積極的に仕掛け、大宮アルディージャVENTUS陣内に押し込む時間帯が長くなりましたが90分間でのシュート数は4本。全体を通して見れば完敗と言わざるを得ません。

大宮アルディージャVENTUSは次節・9月2日(土)にちふれASエルフェン埼玉と、9月3日(日)にINAC神戸レオネッサはAC長野パルセイロ・レディースと対戦します。

(2023年8月27日 石井和裕)

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