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なでしこジャパンは林香奈絵選手、中嶋淑乃選手、杉田亜未選手らを戦力に加え東アジアの王座を目指す EAFF E―1サッカー選手権2022決勝大会

2022年7月19日から開幕するEAFF E1サッカー選手権2022決勝大会になでしこジャパン(日本女子代表)が挑みます。池田太監督は AFC女子アジアカップインド2022で露呈した課題の克服と新戦力の見極めを目指します。

「こちらがイニシアチブをとって攻撃している時間帯にコントロールできるゲームの進め方もチームとして共有していければと思っています。」

池田監督が、そう話すのはAFC女子アジアカップインド2022で85分に追いつかれた韓国女子代表戦、119分に追いつかれた中国女子代表戦の苦い経験があるからです。この大会では優勝を逃したこと以上に、東アジアのライバルチームを相手に披露してしまった、なでしこらしくない試合運びが強く印象に残っています。

「韓国とは引き分け、中国に(PK戦で)敗れた悔しさを味わっています。今大会で、その悔しさを表現してくれることを期待しています。」

初選出は2名

発表されたメンバーを見ると25人中16人が6月の欧州遠征に参加したメンバーです。初選出は2名。林香奈絵選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)と中嶋淑乃選手(サンフレッチェ広島レジーナ)です。そして、杉田亜未選手(ノジマステラ神奈川相模原)は2017年以来の久々の選出となりました。Eー1では2015年の大会(当時・東アジア選手権)で得点しています。

他の取材をさせていただいた代表選手によると、チームのコンセプトややろうとしていることは久々の招集でも理解しやすかったということなので、初招集のメンバーも、久々の招集のメンバーも、すぐに池田ジャパンに馴染めるのではないかと思います。ぜひ、大きな舞台で本領を発揮してほしいです。

ゲームをコントロールできるセンターバック 林香奈絵選手

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースはゲームをコントロールした上で逃げ切って勝利するサッカーを表現し続けました。そのチームのキャプテンである林選手が、なでしこジャパン(日本女子代表)に選出されるのは当然のことといえます。

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