ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2021新体制発表会見「憧れの存在になれるような活動を、これからどんどんしていきたいと思います。」国際女性デー
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの新体制が発表になりました。ユナイテッドパークで開催されたジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2021新体制発表会見は、クラブフィロソフィ・スローガン 「 WIN BY ALL! 」を反映し、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが目指す道筋を力強くはっきりと示した演出でした。特に、第1部で、国際女性デー パネルディスカッション 「女性活躍~女性アスリートとキャリア~」を開催したことが重要です。これは、3月8日の国際女性デーを記念して行われており、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースのスタンスがよく解るテーマ設定になっていました。
OGを加えてトーク! 以前の苦労と未来の展望
第1部 国際女性デー パネルディスカッション 「女性活躍~女性アスリートとキャリア~」では、ゲストにOG2人を迎え、今では信じられない、選手が月謝をジェフユナイテッド市原・千葉レディースに支払ってプレーしていた当時の苦労話、そして、女子サッカーの持つ力、さらにはWEリーグ開幕に向けて選手に期待することをクロストークで展開しました。
パネラーの皆さんは、力強くWEリーグへの期待を発言
千野晶子さん(ジェフレディースOG)
女性活躍の推進は、今、日本で、とても注目されています。スポーツで女性の力を発揮すると、日本社会を活気づけることになります。みんな、思い切って上を目指してサッカーをしてほしいです。
河村乃里子さん(ジェフレディースOG)
「かっこいい」「素敵だ」と、女の子から憧れの対象になる選手になってほしいです。WEリーグは凄く楽しみ。
コンディショニングコーチ 清水由香さん
自分自身を知って、自分に向き合って、自分自身でチャレンジすることを、みんなで考えてほしいです。
ゼネラルマネージャー 三上尚子さん
選手、コーチ、トレーナーといった仕事を、子どもたちの将来の夢にできるWEリーグになってほしいです。
林香奈絵選手
これからプロサッカー選手として覚悟してプレーしていきたいです。コロナ禍で大変ですがスポーツの力が社会に必要だと思うので、ホームタウン、千葉県の皆さんに、勇気・元気を伝えられる選手になっていきたいです。
WEリーグ時代の女子サッカー選手像とは?
第2部 新体制発表会見では、代表取締役社長 森本航さん、ゼネラルマネージャー 三上尚子さん、監督 猿澤真治さんが、今シーズンの意気込みをお話しました。また、新加入選手の紹介も行われました。
筆者は、質疑応答で「女子サッカー選手の価値をどのようにお伝えするのか」について質問しました。従来の女子サッカー選手のイメージ通りに「ひたむきななでしこの姿」を強くアピールしてほしいのでしょうか? それとも「新しい女子サッカー選手の姿」をもっとアピールしてほしいのでしょうか? 代表取締役社長 森本航さん、ゼネラルマネージャー 三上尚子さんからお答えいただきました。
森本社長—2つの方法があります。1つ目として、WEリーグ全体の魅力アップを岡島チェアが中心に行っています。色々な仕掛けをしていきます。世間全体で知名度を上げていきます。もう一つの方法はクラブの取り組みです。地域の方々に「一度で良いからスタジアムに足を運んでもらう」これが一番大事なポイントであると思っています。そのための仕掛けを考えています。そこで「ひたむきなプレナスなでしこリーグ」で培った女子サッカーの魅力を見ていただきます。フクダ電子アリーナ、ゼットエーオリプリスタジアム等のスタジアムに足を運んでいただくためには、今までJリーグでやっていないやり方を含む施策を検討中です。
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