西部謙司 フットボール・ラボ

名古屋グランパスはなぜ復活できたのか? J1の「希少種」が優勝するために必要なこと

この強さは本物なのか? 開幕3連敗から6戦負けなしのV字回復をとげた名古屋グランパスはなぜ復活できたのか? 今やJ1では希少種となったスタイルで、これから優勝争いに加わるために何が鍵となるのか?

【おもな内容】

・低迷のオワリ名古屋の堅守復活

・いまやJ1では珍しくなった名古屋のスタイル

・優勝争いに加わるために必要な課題とは?

低迷のオワリ名古屋の堅守復活

開幕から3連敗で、どうなることかと思っていた名古屋グランパスでしたが、その後に3連勝。アビスパ福岡戦の引き分けを挟んで連勝。ここ6試合は5勝1分と好調で順位もいつのまにか5位に浮上しています。

昨季の鉄板3バックのうち、中谷進之介と藤井陽也が移籍。さらに丸山祐市と森下龍矢までいなくなってしまった。堅守が看板の名古屋ですが、さすがにダメージは大きそうに見えました。しかし、3連敗の後は堅守が復活しつつあり、無敗の6試合で喫したのは3失点だけです。

新加入のハ・チャンレが中心となり、やはり新加入の三國ケネディエブス、昨季の左CBだった河面旺成と新トリオが固まりつつあります。

セレッソ大阪戦のスターティングメンバ―

ホームに首位のセレッソ大阪を迎えた第9節は2-1。三國が先制点をゲットしますが、すぐにオウンゴールで追いつかれます。しかし、82分に永井謙佑の見事なボレーシュートが炸裂して勝利しています。

いまやJ1では珍しくなった名古屋のスタイル 

名古屋はJ1の中では今や少数派と言えるかもしれません。

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