初瀬亮はなぜ不選出? 三戸舜介は来年Jにいない? 「2023シーズンらしい」ベストイレブンを振り返る
Jリーグアウォーズが開催され各賞が発表された。ベストイレブンは今季のトレンドを象徴する選手たちが選ばれた。多少の異論はありながらも、各賞の選出について考察をしてみました。
優勝しなくても大迫はMVPだったか?
2023年Jリーグアウォーズが開催されました。最優秀選手賞は大迫勇也(神戸)が受賞。これはもう皆さん予想どおりでしょう。
しかし、もし横浜FMが優勝していたら誰が受賞していたのでしょうね。得点王(大迫と同点)のアンデルソン・ロペスでしょうか。それともエウベル? 昨年の岩田智輝は納得感ありましたが、どちらかというとチーム代表という感もあったかと。じゃあ、今年の横浜FMの顔は誰だったかというと、ちょっとすぐには浮かんでこないのではないでしょうか。神戸なら大迫以外はありえないでしょう。優勝逃していても受賞の可能性はあったかもしれないぐらいで。
大迫は22得点でAロペスと並んで得点王も獲りましたけど、リーグ戦での二桁ゴールは2回目なんですね。2013年の鹿島でゲットした19ゴールが最多だった。ドイツでも二桁ゴールはないですし、神戸に移籍してきてからの2年間も4点、7点です。負傷の影響はありますが、昨季22試合出場で7ゴールですから、今季はいきなりの大爆発だったわけです。
チームが強くなったので点をとれているとも言えますが、そもそも大迫がいなければ今の神戸ではなかったと思います。前線での守備がしっかりできて、ゴール前に放り込まれてくるクロスボールに強く、ローブロックになってしまったときには前線のターゲットとしてカウンターの起点になっていました。すべてが今季の神戸のプレースタイルにとって不可欠であり、大迫あっての神戸でした。
2023年らしいベストイレブン。そこに初瀬がなぜいない?
ベストイレブンは2023年らしく強度高めの人選になりましたね。
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