西部謙司 フットボール・ラボ

補強ドンピシャで進化するガンバ大阪と変幻自在で魅惑のサガン鳥栖。それぞれの最適解とは?【G大阪ラボ】【鳥栖ラボ】

今季はいつものレギュラー記事に加えて、「鳥栖ラボ」「ガンバ大阪ラボ」「札幌ラボ」もゆるゆると配信していきます。第二節のガンバ大阪vsサガン鳥栖はラボ対決ということで、両方の視点でお届けします。

補強がハマっているガンバ。貫録のラヴィ、雰囲気十分のジェバリ、ネイマールのような宇佐美。しかしMOMは…。相変わらず戦術的に面白い鳥栖。最適解はまだ見つからず? 

 

 

 

第2節はガンバ大阪vsサガン鳥栖がありました。ガンバ大阪ラボ、鳥栖ラボとある以上、スルーするわけにはいきません。結果は1-1、どちらも際どいオフサイド判定で1点ずつなかったことにされていて、試合内容も互角でした。それぞれの現状を取り上げてみましょう。まずはG大阪から。

守備は4-4-2、攻撃は4-3-3という可変型です。可変しているのは宇佐美貴史のところで、守備のときはトップに残っていますが、攻撃では主に左のハーフスペースに下りてきます。MFのセンターは新加入のネタラヴィ、右がダワン。守備ではこの2人がボランチを組みます。

守備から攻撃に転じたときに4-3-3に可変するガンバ大阪。

自陣から慌てずにじっくりとビルドアップ。鳥栖は前からはめようとしましたが、G大阪はGK谷晃生も使っての落ち着いたパスワークで外して前進、序盤からシュートへ結びつけることができていました。このあたりはダニエル・ポヤトス監督らしい仕込みですが、宇佐美の役割はカタールワールドカップでのネイマール(ブラジル代表)と似ていますね。

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