西部謙司 フットボール・ラボ

なぜ横浜FMと名古屋の攻撃はエンストを起こしたのか? 五輪後J1で燃費良く相手を崩すキーファクター

どちらのチームも積極的に攻撃をしかけようとしたが、ややエンスト気味で相手を崩しきれない場面が多かった。高性能エンジンを搭載する両チームは、どうすればスムーズに攻撃を完遂できたのか。Jリーグ後半戦のポイントにもなりそうな燃費良く相手を崩す方法を考察してみました。

再開後のJリーグに嵐の予感 

J1は東京五輪後のリスタート。いちおう第23節から始まっていますが、木曜日に未消化の第18節(横浜F・マリノスvs名古屋グランパス)が開催されました。

杉本健勇の先制点とマルコス・ジュニオールのPKで横浜FMが2-0と勝利しております。ところで、杉本は浦和レッズで第18節の湘南ベルマーレ戦に出ているのですが、同じ選手が違うチームで同じ第18節の試合に出場という通常ならありえない事態が発生しています()

ちなみに第18節の浦和vs湘南は2-3で湘南が勝っていますが、公式記録は0-3になりました。浦和の鈴木彩艶の出場資格がなかったのにプレーしていた件でのペナルティーです。ただ、個人記録はそのまま生きているので、やっぱり杉本は第18節を2回プレーしたことになります。

ところで、東京五輪の中断前後にかなり移籍マーケットに動きが出ています。

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