鹿島アントラーズは復活できるか? 小さな改革で支払う大きな代償。信じた道だけ突き進むのは危険【Jラボ】
今週のJラボは開幕からなかなかな結果が出ない鹿島アントラーズをピックアップ。なぜうまくいっていないのか。問題の本質に迫ります。
信じた道を突き進むだけでは危険
第5節の横浜F・マリノス戦で今季初勝利も束の間、第6節は湘南ベルマーレに0-1と敗れた鹿島アントラーズ。すでに5敗、鹿島にしては負けすぎです。
今季はザーゴ新監督の下、新たなプレースタイルに取り組んでいます。といっても、実はそれほど劇的な変化でもないと思っているのですが、変えようとしているのは事実。それで全く結果がついてこない。
変化したのはハイプレスとビルドアップだと思います。なるべく敵陣からプレスして早期のボール奪回を図る。そして自陣ではGKも使いながら丁寧にパスをつないでいく。主にこの2点です。
Jリーグは後方からのビルドアップが、けっこう飛躍的な早さで良くなっています。昨季、はっきり出ていた傾向でした。それにともなって、前線からプレスしてビルドアップを壊してしまえばチャンスにもなるわけで、ハイプレスが増えていくのも必然といっていいでしょう。
つまり、現在およそJのどのチームも取り組んでいるような課題であって、鹿島が特別なことにチャレンジしているという感じは受けていません。それでも新しい試みには、一定のコストがかかるものですが、鹿島の場合、支払っている代償が他チームに比べても大きいように見えます。
(残り 1674文字/全文: 2257文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ