開幕したJリーグ。サッカー競技の進歩発展に貢献するサッカーに期待する

写真:Shigeki SUGIYAMA
Jリーグが開幕した。川崎フロンターレの2連覇なるか。通常の2.5枠から4枠となった降格争いが大きな話題として取り上げられている。
金曜日に行われた開幕ゲームでは、その川崎が横浜Fマリノスと対戦。2-0のスコアで勝利を収め、2連覇に向け幸先よいスタートを切った。
昨年の開幕前は、横浜Fマリノスの2連覇なるかに関心が集まっていた。2019年シーズン。アンジェ・ポステコグルー監督率いる横浜FMは、夏場からぐんぐんと成績を上げ、Jリーグ覇者に輝いた。
2017、2018シーズンに続き3連覇を狙った川崎は、その横浜FMに勝ち点10差をつけられ4位に沈んだ。
パスワークに優れた攻撃的サッカー。Jリーグにあって最も魅力的と言われた川崎を、2019年の横浜FMは、成績の上でも、内容の上でも凌駕するサッカーを見せた。川崎から文字通り盟主の座を奪う格好になった。
だが、横浜FMの栄華は、わずかその1年で終焉を迎えた。昨季の成績は9位。優勝した川崎との勝ち点差は36にまで開いた。
川崎対横浜FM。言わずと知れた神奈川ダービーだが、現地が特段、盛り上がっているようには見えなかった。東京都在住者に、その熱気は伝わってこないのだ。両市の関係が歴史的に見てどうなのか定かではないが、たとえ憎み合う関係になかったとしても、両者は成績のみならず、サッカーの中身的にも、ライバル関係にある。ダービー色は、なぜもっと前面に出てこないのか。
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