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一度も使わない中村章がベンチで声を出し続けてくれた!(ヴォスクオーレ仙台 清水誠監督)[F2第5節]

中村章は最初から最後までベンチから戦うチームメートに声をかけ続けた。

 

首位をいくヴォスクオーレ仙台。

 

2023年7月8日(土)水元総合スポーツセンター体育館
(PHOTO、まとめ 山下浩正)

 

Fリーグ2023-2024 ディビジョン2 第5節 観客数425
リガーレヴィア葛飾 3-4 ヴォスクオーレ仙台 
[得点経過]
1-0 03分45秒 葛飾 #18 黒田智
2-0 06分17秒 葛飾 #18 黒田智
2-1 08分23秒 仙台 オウンゴール
2-2 13分47秒 仙台 #4 金須恭弥
2-3 30分21秒 仙台 #89 丸山将輝
3-3 35分19秒 葛飾 #9 森岡薫
3-4 36分43秒 仙台 #4 金須恭弥

 

勝ち切る力の源泉

ヴォスクオーレの清水監督のコメントは一軍の将としてのフィロソフィーと選手を気遣う人情味が相まって聞く人の心にしみる。この人のために勝とうという選手の気持ちが伝わってくるようだ。
その仙台は前節今季初のホームゲーム(アグレミーナ浜松戦)で前半3失点を喫しながら後半4連続ゴールで逆転勝利。くしくも今節はほぼ同じ形になったが、どちらの試合も仙台には勝ち切る力があった。それはどこから湧いてくるのだろうか。

ピッチに背を向けて選手に次なる策を伝える清水誠監督。

 

相手パワープレーの分析を選手に落とし込めた

[試合総括]
清水誠ヴォスクオーレ仙台監督  前節、立ち上がりがすごく悪くて失点があった中で勝ち切ったゲームでした。で、今回に限ってはそういうことを無くしながら入らなければいけないっていうことを掲げたんですけど、やっぱりアウエーの難しさで失点があって。前半が満足のいくものだったかというとプランどおりでは全くなかった。ただ途中の7分8分くらいから、普段なかなかピッチに立つ時間を与えられていなかった選手たちに、流れを少し変えたいと思って、替えていったところ、徐々に引き込んでくれて、で、コーナーキックで当たって入ったのかな? そういう流れっていうのを今のチームは一つ一つ拾えるようになってきた印象があって。ここから自分たちの時間帯を多くつくれて、ゴールを期待するようなシーンがたくさんあって、見てても頼もしかったし。失点してもまだまだ獲れるんじゃないかなって思いが僕の心の中にありました。同点のままいくんじゃなくて2分ぐらいパワープレーしながらアウエーでも勝ちにいくっていうのを頭の中では描いてました。ただ、うまくコーナーキック、セットプレーから獲ってくれたので。あと、向こうのパワープレーですよね、去年同じような形から何点も獲られていて、分析っていうのも選手に落とし込めていて、選手も体現してくれてすばらしい結果につなげてくれました。

平澤凌キャプテン  本日の試合は監督もおっしゃったように前節同様立ち上がり前半で2失点してしまい0-2という形になったんですけど、そこからうまく修正して前半で同点まで追いつくことができたのはすごいポジティブにとらえていいと思いますし、今日デビューした選手も得点に絡んでチームにいい流れを持ってきてくれたんで、そこはチームにとっていい流れでしたし、後半苦しい時間もありましたけど、うちの強みでもあるチームの一体感を出して、セットプレーからゴールを獲って、最後パワープレーも守り切れたので、そこはホント今年のチームとしてのストロングポイントだなと感じました。次節以降もそういったフットサルをできればなと思います。

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