森マガ

町田vs甲府の熱戦で「おや?」と思った采配

J2リーグ第38節、各地で熱い戦いが繰り広げられました。

まずは何と言っても静岡ダービー。清水がアイスタでの戦いに1-0で勝利を収めましたが、補強できない磐田がよくここまでやっていると思います。そして実際に取材に行った東京Vvs大分は、立ち上がりの大分の攻勢を凌いだ東京Vが一瞬の隙に先制点を挙げ、その後の相手の退場もあり、1-0ながら危なげない勝利を収めました。

そして日曜日に開催された町田vs甲府は、最後の最後まで息をつけない、逆転に次ぐ逆転というジェットコーススターゲームになりました。

攻める町田を甲府が攻略して飯島陸が最初のチャンスで先制点。一度流れを掴みますが、それを藤尾翔太と宇野禅斗が見事なゴールで逆転します。ところが後半、町田の動きが鈍くなったところを甲府は巧みに突き、82分に関口正大が同点弾。これで町田の足が止まった90+2分、ジェトゥリオがゴールを決めて、ついに試合は甲府の勝利で終わるかと思われました。

ところが最後の気力を振り絞って町田がハイボールを供給し続けると、90+7分、甲府ゴール前で間坂のクリアミスが。そこに飛び込んだ宇野が決めて結局試合は3-3で決着しました。

この試合で両監督は名采配をいくつも見せたわけですが、その中で特に気になったのは85分、この日は1人ロングスローを投げ続けていた翁長聖を太田宏介に交代させた場面。2-2の難しい場面でしたからベテランの力が必要だったのは間違いないのですが、今週引退を発表した選手をこの緊迫した場面に投入するのか、という感じがしました。

その点について試合後、太田に話を聞きました。

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