森マガ

ドイツ戦って盛り上がりはどうなんでしょう?というのも考えなければいけないんじゃないかと

本日、9月のドイツ戦、トルコ戦に向けたメンバー発表がありました。まずはその記者会見の模様です。

 

山本昌邦ダイレクター

「ダイレクターの山本です。どうぞよろしくお願いします。本日は暑い中、 こちらに足を運んでいただきまして本当にありがとうございます。 今、ご紹介あったように、2026年のワールドカップを目指すチームとして初めての、海外遠征ということになります。素晴らしい強豪と2試合できるというところをですね、 成長につなげていければと思いますし、ワールドカップ予選が 年内にもスタートします。そして、アジアカップも年明けに控えておりますし、そういう意味では、しっかりといい準備につなげて、大会を いい形で乗り切れるように持っていきたいというふうに思っております。

ヨーロッパのシーズンが開幕したばかりで、コンディションが難しい中でのタイミングではありますけれども、 スタッフの頑張り、準備がしっかりと進んで、いい形でこの2試合を迎えられる状態になっているっていうところを、スタッフ、関係者のみなさん、 そしてサポーターのみなさんが、この2試合、すごく期待をしていただいていると思いますので、みなさんの期待に応えられるような、ワクワクするような 遠征にしたいと思いますので、テレビを見ていただいてるみなさんも、ぜひ応援よろしくお願いします」

 

森保一監督

「みなさん、こんにちは。今日もお忙しい中、そしてお暑い中、メンバー発表記者会見に足を運んでいただきありがとうございます、 そして日頃から支えていただき本当にありがとうございます、今回の9月の 代表戦、ヨーロッパでドイツとそして、キリンチャレンジカップでトルコと戦わせていただきますが、 非常にいい相手、強い相手と試合をさせていただけることをありがたく思いますし、マッチメイクしてくださった方々に感謝申し上げたいと思います。

2試合とも日本での戦いではなく、 ドイツとベルギーでの試合になり、アウェイの中戦うことになりますが、 難しいアウェイの戦いで、このチームのレベルアップ、そして山本さんもおっしゃられたとおり、これから始まるワールドカップアジア2次予選、そしてアジアカップに向けてチームとしての戦術の共有と幅を広げていけるように戦いに臨みたいと思います。

2試合とも先ほども言ったとおりに、このチームのレベルアップを目指すということはもちろんですけど、 まずその前に、我々を応援してくださるサポーターのみなさん、そして日本で応援してださるみなさん、現地で応援してくださるみなさんの 喜ぶ笑顔を作ってもらうために、勝利を目指してベストを尽くして戦いたいと思います。以上です」

(以下特に表記がない場合の「」は森保監督)

——前線のメンバーのことで伺いたいのですが、この夏から、ヨーロッパに渡って、小川航基選手だったり、ワールドカップにもいた南野拓実選手だったり、 日本では大迫勇也選手とか、好調な選手もたくさんいると思うんですけども、その中で継続して呼ばれてる選手が多いなと思ったんですが、どういった部分を森保監督の中で、選考の1番大事な部分として重視したのか伺いたいです。

「そうですね、まずは いいプレーをしているということは、 選考の段階でも、選手たちのプレーをしているところは確認していますので、その判断の中で、ということで、そして今おっしゃられた、 名前を挙げてくださった選手も含めて見ている中で、それぞれの選手の調子も把握しています。判断基準として、1つではないですが、これまでの活動と、そして今回と、という ことを含めて、また、アジアの2次予選、アジアカップに向けてという未来に向けて、この先に向けて、という部分を総合的に考えて決めました」

——ドイツはワールドカップで対戦したとき、相手にボールを持たれる場面が多かったと思います。 ワールドカップ後は新しいオプションを含めて自分たちでボールを握るというところにもかなりチャレンジしてきたと思うんですけども、改めて今回、その同じドイツ代表相手にどういった部分をこうチャレンジしていきたいのかということを聞かせてください。

「そうですね、おっしゃられるとおり、我々がボールを握ってゲームをコントロールしていきたいということは、目指していかなければいけないと思いますが、ワールドカップでの戦いを踏まえて、 ドイツが間違いなく強いチームであるということには選手たちも再確認できたということは、ワールドカップでの戦いを終えても話していましたし、今度対戦するドイツ代表も間違いなく強い相手だということは考えて、我々のレベルアップに向けて、攻撃も守備も そして個人もチームもチャレンジしていかなければいけないと思います。

で、先ほど言われた質問の中で、もちろん我々がボールを握りたいというところを上げていきたいと思いますが、これは、全てがひっくり返って、我々が完全に支配して戦えるということにはならないと思います、 ワールドカップでも、いい守備からいい攻撃へというところで粘り強く戦った上で、最後、試合をものにできたということ、その我々の強みであったり、その試合でよかったことを 忘れずに、ただおっしゃられるとおり、攻撃のパーセンテージを、そしてチャンスの回数を、増やしていけるように、しっかりベース作りと少しずつ積み上げていくということを考えていきながらチャレンジしたいなと思います」

——今回、ドイツ戦、トルコ戦、それぞれで、何か試したいテーマなどがあれば教えてください。それから、ドイツはワールドカップの時に3バックにしてから日本は良さが出たと思うんですが、今、4バックを試していて、今度はどういう形で挑むかというのが決まっていれば、それも教えていただければと思います。

「そうですね、試したいことはたくさんありますが、答えとしては、すいません、非常にアバウトで抽象的になりますけど、個においても、チームにおいても、 ドイツ代表という世界のトップ基準を持っている、力のあるチームとの対戦で、今の我々の力を把握するために、 把握するということと、 個においてもチームにおいても、よりレベルアップできるようにチャレンジしていきたいと思います。

システムのことも、ワールドカップでの戦いにおいて、 今、質問されたと思いますが、今回も状況によって、4バックであったり、3バックであったり、どう表現していいのか、局面としてはマンマークのようなことも 考えていきたいと思いますが、今は選択肢を持っているということで、何をどう試すかということは、また選手が集まってから決めたいと思いますが、システムはチャレンジしていきたいかなと思っています」

——今回初招集の選手は唯一、セレッソから毎熊晟矢選手が入りました。Jリーグの選手が少ない中で、彼を今回初招集した、決め手になった要因を教えてください。

「そうですね。チームでのパフォーマンスがいいということと、我々のチーム作りの中で、全てのポジションでポジションを争いはあると思います。そして、レベルアップもしなければいけないと思いますが、サイドバックのところにおいては、 そのポジションで日本代表としての戦力となり得る選手の幅は、より作っていきたい、広げていきたいと思っている中、Jリーグで 活躍している、存在感を示している選手として、 毎熊選手を今回選ばせていただきました。

Jリーグの選手、今、所属においては少ないですけど、日本代表の選手、全員Jリーグから、Jリーグ経由の世界に羽ばたいてる選手なので、 全てJリーグであったり、日本の育成であったり、っていうところを経て行ってるということはみなさんと共有したいなと思います」

——テクニカルスタッフに若林大智さんが新たに入られていて、非常に国際経験もある方だと捉えているんですが、期待したいことを教えてください(これにその場で気付いたゲキサカの竹内達也さんすごい)。

山本D

「はい、まず、私のほうから。若林さんが今回の遠征からテクニカルスタッフに加わってもらうことになりまして、ボリュームと質が上がってくる。彼はご存知のように、セビージャで、ヨーロッパのチャンピオンに何度も輝いた、様々な監督と一緒にヨーロッパのトップレベルの戦いを経験してきた実績のある方なんで、今までのテクニカルスタッフに、さらに世界のトップ基準みたいなもので意識改革なり見方っていうものを厚くして、今後、彼だけではなく、ワールドカップのこれまで以上の成績ということを考えれば、テクニカルスタッフの決勝トーナメントの先の分析の分厚さっていうところはすごく重要になると思うんで、そのあたりを含めて、これからもレベルアップは、 また引き続き図っていきたいというふうに考えております。その中のスタートが今回、我々も楽しみにしている存在なんで、監督とも何度も会ってもらって、すごくチームにいい影響を与えてくれるんじゃないかなって確信はしてます」

「ほんと、今、山本さんがおっしゃられたことが、私も思っていることですけど、 重複してしまいますけど、彼がスペインで経験した、セビージャでヨーロッパリーグを取ってるという、 世界トップ基準、そして世界のサッカーの情報を持っている、テクニカルスタッフとして 我々に加わってくれるということは、非常に我々にとって戦力アップになりますし、基本的にはスタッフは日本からということで 世界を見て、世界で勝っていこうということで、日々準備と、そして戦いをしていますが、また世界の舞台で戦ってきた スタッフが入ってくれることで、情報を貰いながら、そして自分たちと 違ういろんなノウハウを持ってるかもしれないので、そこをいろいろとお互いやり取りしながら生かして、チーム力を上げていければなと思っています。

テクニカルスタッフも、日本にはたくさん優秀なスタッフがいて、協会内にもたくさんいるんですが、 彼が来てくれることによって、そして、彼がやってることをチームでいろんな発信をすることによって、テクニカルスタッフとして日々レベルアップを目指している人たちのためにもなるのではないのかなと思ってチームに加わってもらうことにしました」

——久保選手は、スペインで足を痛めてるんじゃないかという報道も出ていますが、 代表でプレーするのには問題なく間に合いそうだという判断ということでよろしいでしょうか。

「そうですね、我々も情報を取っていて、レアル・ソシエダのメディカルスタッフとも連絡を取っている中、代表戦ということに関しては、プレーするのは問題ないという報告を受けていますので招集しました。ただ、人間の体なんで、また今週末の試合であったり、代表戦に向けて、ケガの状態と言うか、コンディションが良くなければ、それはまた判断をしていこうと思います」

——ドイツ代表はワールドカップで対戦したときも非常に強い相手だったのは間違いないと思うんですが、今回は当時いた吉田選手ですとか長友選手ですとか、経験のある選手がいなくなっていて、少し若返ったメンバーで臨むという部分もあると思うんですけれど、結構、大きなチャレンジになるんじゃないかなと見てはいるんですけれど、監督の今の心境と言いますか、どういうふうなチャレンジになるんだろうって思ってるところを教えていただけたらと思います。

「いや、おっしゃるとおりだと思います。また、大きなチャレンジをさせてもらう貴重な機会を、貴重な試合をさせてもらえるなと思っています。先ほども言いましたけど、ワールドカップが終わって、選手たちはも一様にドイツが1番強かったっていうことを口を揃えて言ってましたし、世界トップ基準を持つドイツと、ドイツの地で戦えるということは、 全てにおいて経験値が上がると思いますし、レベルアップにつながるかなと思います。もちろん難しい戦いにはなると思いますが、その中でも厳しい戦いを、我々がレベルアップしながら勝つという、その試合での目標をしっかり持ちながら戦いたいなと思います」

 

(残り 444文字/全文: 5352文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ