19年間カップ戦で悔しい思いを続けてきた人物が感謝したこととは
【早坂良太(札幌)】
「ここ(決勝)まで来ることって、なかなかないですからね。それで優勝できないってのは何か足りないんじゃないでしょうか。初めてなので固くなって、本当はボールを保持した方が相手はイヤだったと思うんですけど、通常どおりの戦いが出来なかったのは残念です。
川崎が(ルヴァンカップ決勝が)5回目だというところで、そういう経験の差は感じました。ですがここまでやれたので、もったいなかったとは思います。
(昨季は辞めそうになっているようにも見えたがと聞かれ)まぁこうやって現役を続けたからここに来られたのだと思います」
【菅野孝憲(札幌)】
「札幌も決勝まで来られたけど、ここを狙って来たわけじゃない。予選リーグの時は若手しか使ってこなかったし。だからちゃんと狙ってタイトルを獲るというのが今このチームの目標だと思います。
リーグ戦でも終盤で上位にいるから優勝を狙う、ではなくて最初から優勝を狙うというように、スタンダードをあげていかないといけないでしょう。ミシャは本当に一番いい監督だと思いますから、監督と選手で高め合っていけたらと思いますし、自分たちで突き詰めていかなければならないと思います」
【阿部浩之(川崎)】
「(川崎の1点目の際にフリーになっていたのはなぜかと聞かれ)自分はGKをブロックする役だったので、(コーナーキックが蹴られた後は)誰かが触ってこぼれてこないかと思ってポジションを取っていたらボールが来ました。ラッキーといえばラッキーだったと思います」
【山村和也(川崎)】
ディフェンスラインはスクランブルでしたが、もうあそこは得点を取りに行くしかなかったので、それは別に問題ではありませんでした。やっぱりタイトルはうれしいですね。競争の中で試合に出られないときもありましたけど、こうやって貢献できることがあってよかったと思います
【熊谷直人(川崎広報:2000年のリーグカップ決勝からこの日までずっと広報としてチームを見てきた1人)】
クラブがずっと目指してた「優勝」というタイトルに関しては昨年、一昨年とリーグのタイトルを取れました。けれど、選手たちも言っている、天皇杯含めて一発勝負のカップ戦は、勝負弱さというか、そこはなかなか払拭できていませんでした。
そこを選手たちはしっかりやっていこう、と。そして選手たちもそうですし、クラブ一体となってカップ戦を取りに行こうという気持ちを今日の試合にぶつけてくれたと思います。
それでしっかりとカップが取れたというところは、クラブスタッフもそうですけど、このスタジアムを埋めてくれたサポーターみんなもうれしかったと思います。
今日もサポーターと選手たちとの一体感が素晴らしかったと思いますね。それで選手たちは心折れそうになったときももう一走りというか、がんばりが出せました。
それはサポーターと選手とクラブの一体感を、サポーターが作ってくれた、サポーターが後押ししてくれたというのが大きかったと思います。私個人としてもサポーターの力は大きかったですね。
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