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なでしこジャパン国際親善試合前日会見 誰が、どこで「ボールを奪う」?(無料記事)

オランダ遠征中のなでしこジャパン(日本女子代表)は2021年11月25日にアイスランド女子代表と国際親善試合を戦います。池田太監督の新体制となり初の試合。2022年1月にはFIFA女子ワールドカップ2023の出場権のかかるAFC女子アジアカップインド2022があり、直前の大事な強化試合となります。

一方のアイスランド女子代表はユーロに向けた強化試合と位置付けて、この試合に臨んできます。記者会見に応じたハルドルソン監督は「タフな試合になる」と予想しています。近年、アイスランドの女子サッカーは躍進が著しくFIFAランク16位。グロディス・ペルラ・ビッゴスドッティル選手(背番号4)、カロリナ・レア・ビルヒャルムスドッティル選手(背番号8)はバイエルン・ミュンヘンでプレーしています。

キャプテンのグンヒルドゥル・イルサ・ヨンスドッティル選手は「ラインをタイトにします。できる限りボールをキープして試合を進めていきたいです。日本に対してどこまでできるかを試したいです。」と意気込みを記者会見で語りました。

「楽しみに合宿に臨んでいます。すごく良い雰囲気でトレーニングをできています。」熊谷紗希選手

池田監督は、記者会見で「アイスランドはサイドのプレーヤーはスピードが速い」と警戒しました。しかし、攻守に渡って、具体的なことをあまり明かすことがなく、どのようなサッカーを披露するのかは当日までわかりません。

ただし「ボールを奪う」という点については、比較的多くを語りました。より多くボールを奪って攻撃回数を増やすことが、新生なでしこジャパン(日本女子代表)の勝利の方程式となりそうです。

ボールを持つ相手に対して懐に入って距離を詰める、相手がパスで動かすボールに粘り強くついていく、さらには、選手同士のチャレンジ&カバー……。どのようなアクションが、ボールを奪って攻撃回数を増やすことに繋がるのか、日本からテレビ中継を見るポイントになりそうです。

(2021年11月24日 石井和裕)

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