J論プレミアム

特ダネ!Jリーグ2024移籍大展望。山岸争奪戦を制したのはあのクラブ! 伊藤敦樹だけじゃない浦和の海外移籍候補。マリノスは外国籍選手を総放出?…ほか【事情通記者対談】

 

タグマ!恒例の移籍市場の裏側大展望。今回は事情通記者による覆面対談で来季に向けた移籍動向を探ります。監督人事の舞台裏、移籍が噂される選手、各クラブのフロントの動向…水面下で慌ただしく動いているストーブリーグの醍醐味ということで噂レベルの話も織り交ぜて予想しています。信じるか信じないかはあなた次第――ということで、ご堪能ください。(情報は取材時点)

【おもな内容】
●エージェント制度の変更が海外移籍をさらに加速?
●山岸祐也(アビスパ福岡)争奪戦を制したのはあのJ1クラブ
●名古屋グランパス・中谷進之介のガンバ大阪移籍はほぼ決まり?
●名古屋、獲得が噂されるあの選手の加入はほぼ決定?
●浦和レッズ・伊藤敦樹、ヴィッセル神戸・佐々木大樹の海外移籍の有力候補先
●伊藤だけじゃない。海外移籍の可能性が高そうな浦和の選手とは
●ガンバ大阪の主力選手が海外移籍を熱望?
●ガンバがマリノスにGK一森純の「人的補償」でマリノスのある選手の獲得を要望?
●佐野海舟(鹿島)、細谷真大(柏)、毎熊晟矢(セレッソ大阪)はやっぱり海外?
●湘南ベルマーレFW大橋祐紀にJ1クラブからオファー殺到。本人の意向は?
●川崎フロンターレの鬼木監督は今季限りの可能性があった!? 代わりに狙っていたと噂される気鋭の若手監督?
●川崎・宮代大聖は契約満了で移籍濃厚?
●柏レイソルが細谷真大の後釜に狙っているJ2屈指のFWとは?
●サンフレッチェ広島が柏の選手に2度目のオファーとの噂
●北海道コンサドーレ札幌の人気銘柄・小柏剛、田中駿汰
●岩崎悠人以外にも争奪戦になりそうなサガン鳥栖の若手有望株
●FC町田ゼルビア、GK権田修一、川島永嗣の獲得断念でJ1の主力GKにオファー? 町田には昌子源以外にも狙う鹿島の選手がいる? …など

【過去記事】
どこよりも早いJリーグ2023移籍大展望。浦和、ガンバの次期監督候補はあのOB? 川崎の大黒柱に海外移籍の噂。三浦淳寛氏が神戸に社長としてカムバック?【現役代理人×事情通記者の大予想】
どこよりも早いJリーグ2022移籍大展望。セルティックは前田大然の他に川崎の若手にもオファー済み? 松尾佑介は浦和、鈴木武蔵は札幌に復帰?【現役代理人×事情通記者の大予想】

 

■エージェント制度の変更が海外移籍を加速させる!?

―J1最終節も終わり、契約・移籍情報が続々報じられています。お二人は今季の移籍動向をどのようにご覧になっていますか?

記者A 秋ぐらいから、今年はあまり監督人事に動きがないと聞いていたので、比較的静かな印象です。

記者B 川崎フロンターレなんかは水面下ではいろいろあったみたいですが、そのへんはあとで話すとして、まず大きいのは9月で仲介人制度が廃止され、10月から施行されたFIFAフットボールエージェント制度の影響ですよね。原則、各国のFAに登録さえすればエージェント業務を行えたのが仲介人制度ですが、新しいフットボールエージェント制度ではFIFAの試験に合格しなければなりません。実際、仲介人制度で乱入してきたようなエージェントのなかには試験に合格できなかったエージェントもいるらしいのですが、そうなるとエージェント業務ができないため、他のエージェント会社に移籍する選手も出ているとか。

記者A 移籍動向への影響で言うと、エージェントが海外移籍を促すことが増えそうという見方もあります。というのもフットボールエージェント制度は代理人の手数料を適正化することが狙いのひとつとしてあると言われているからです。ごく一部の悪徳代理人が選手と結託して不当に儲けようとするのは海外ではよくあるからです。ざっくり説明すると、それまでは選手報酬の10%が上限だったのが、新制度では選手の年間報酬が2500万円以下なら報酬の5%、2500万円を超えた場合は3%が上限となった(「JFAフットボールエージェント規則」より)。移籍補償金は10%が上限です。ただ、これまでの基本報酬だけでなく、契約金やボーナスなどを含む選手の年間報酬が算定基準になるので一部の選手の手数料は増える可能性はありますが。

―大物や有名選手でない限り、単純にエージェントの手数料はかなり減りそうですね。

記者A エージェント会社によっては年間で億単位の利益が目減りするという情報もあります。エージェントとしてはより条件の良いクラブに移籍してくれたほうが新制度による金銭的な損失は少なくなる可能性が高い。だから、海外志向のある選手にはより資金力のあるクラブへの移籍につながる海外移籍を強力に勧める傾向が強まるのかなと。国内でも資金力のあるクラブに流れやすくなりそうです。

 

■マリノスの外国籍選手は全員放出の可能性あり?

―海外移籍の推測記事が結構出ています。

記者B 鹿島の佐野海舟、柏の細谷真大、浦和の伊藤敦樹、神戸の佐々木大樹、セレッソ大阪の毎熊晟矢あたりは有力だと聞きますね。細谷は夏にもオファーが来ていたみたいなので、これからオファーが届いて条件面で折り合いがつけば移籍必至でしょう。他もまだ具体的なオファーが届いていない可能性はありますが、エージェントが売り込んでいる可能性はありそうです。伊藤、佐々木は東欧の強豪クラブが候補に上がっていると耳にしました。

記者A 国内5クラブ以上で争奪戦になっている湘南の大橋祐紀も海外移籍が有力とか。

記者B 広島、福岡、ガンバ大阪あたりが狙っていると噂されていますね。契約満了ですし、国内は選びたい放題ですが、海外からのオファーがあればまず海外だと思います。

―日本代表を意識すれば、なおのことですかね。

記者B 佐野、細谷、毎熊は日本代表に入りましたが、海外クラブ向けの「品評会」だと邪推する向きもありましたね。まぁ確かに代表入りすれば海外移籍の選択肢はグッと広まる。大橋はまだ日本代表には入れていないですが、今季13得点で実績充分。確実にオファーが届くと思います。

―監督人事はほとんどが続投で大きな動きはなさそうですね。

記者A 浦和はスコルジャ監督が退任して、外国人監督で探しているようですね。以前も話に上がっていた曺 貴裁(チョウ・キジェ)の可能性も残っていたみたいですが、京都の契約更新が発表されました。三菱側が反対しているという噂もありますね。

記者B 鹿島は岩政監督が退任。監督人事で言うと、どうやら川崎の鬼木達監督は契約更新しましたが今季限りの可能性もあったと聞いています。代わりに狙っていたのが鳥栖の川井健太監督だったらしいのですが、鹿島が鬼木監督を狙っていると聞いてプロテクトしたとかしないとか。

 

※この続きは「サッカーパック」に登録すると読むことができます。

(残り 1984文字/全文: 4719文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ