優勝を狙える実力をつけたヴィッセル神戸。イニエスタ不在時にどうするか問題もついに解決?【2022シーズンの展望】
「時が来た!」と言えるのかもしれない。静かなシーズンオフを過ごしたヴィッセル神戸が王者・川崎を脅かす今季一番の旋風を巻き起こすかもしれない。バルサ化がうまく回り始めた神戸の進化のオモテとウラを読み解いていく。
オフの出入りが少ないのは自信の表れ? 意外だった汰木康也の補強裏事情を読む
昨季の順位は3位。得点62は横浜F・マリノス(82)、川崎フロンターレ(81)とはかなり差があるとはいえ3番目。鹿島アントラーズと並んでいます。失点36はサガン鳥栖に次ぐ4番目の少なさですね。バランスはとれています。そして失点数も鹿島と同じという仲の良さです(笑)。
ヴィッセル神戸のオフの動きはいつになく控えめ。トーマス・フェルマーレンが引退、ドウグラス、田中順也が移籍しましたが、CBは槙野智章を補強、FWには藤本憲明が戻っています。扇原貴宏が注目ですね。セルジ・サンペール、山口蛍とともに3センターになるのか、それとも3人でローテーションしていくのか。起用法はいろいろあると思いますが、中盤の層が厚くなりました。あと、汰木康也が来ました。これはちょっと意外でしたが、神戸らしさでもあるかなとも思います。その点は後述します。
出入りの少ないオフですが、昨季時点で大迫勇也、武藤嘉紀、ボージャン・クルキッチを補強していますから戦力的には十分ということなのでしょう。これからまだ動きがあるのかもしれませんが。
「バルサ化」と「イニエスタの稼働率」という諸刃の課題解決にメド
神戸といえばアンドレス・イニエスタですが、昨季の出場数は23試合でした。負傷で出遅れていたのはありますが、出場率はだいたい60%ということになります。40%は出ていないわけです。
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