【Jクラブ戦術フォーカス/ジュビロ磐田】残留争いに差す光明。フベロ新監督が初戦で見せた巧みな手腕。短期間で仕上げた攻守のオーガナイズとサイド攻撃の戦略とは?
残留争いに苦しむジュビロ磐田に浮上の道筋が見えてきたのかもしれない。フェルナンド・フベロ新監督を迎え、攻守に整理された戦いぶりは今後に期待を抱かせるものだったからだ。新生ジュビロはどこがどう変わったのか? 徹底解剖する。
フベロ監督就任1試合目にして見えてきた道筋
フェルナンド・フベロ監督を迎えたジュビロ磐田、第24節時点では最下位です。フベロ監督は今季3人目、クラブのレジェンドである名波浩監督が辞任し、後任の鈴木秀人監督も交代。シーズン中に3人目の監督ということ自体、厳しい状況を物語っています。
注目のフベロ監督初采配となったセレッソ大阪戦は0-2の敗戦となりましたが、内容は期待を抱かせるものでした。
なんかスッキリしたな、というのが第一印象でございます。攻守に整理がされた、やることがハッキリしたという感じ。
18分に丸橋祐介にFKを叩き込まれ、45分にカウンターから水沼宏太に加点されて0-2。しかし、後半には攻撃が活性化して磐田が押し込む展開になっています。C大阪が2点をリードして構えたこともあるのですが、個の生かし方も明確ですし、ゴールへの道筋は見えていたと思います。今回は、新監督の磐田どうよ? というテーマでお届けします。
機能的な守備と戦略的なサイドの崩し。フベロ新監督の手腕に高まる期待
磐田、C大阪ともにフォーメーションは4-4-2。フベロ新体制の初戦となった磐田は、守備が整理された印象です。基本どおりの4-4-2なのですが、2トップも含めて全員でハードワークしていました。
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