日本に最もフィットする代表監督は誰か。近場で思いつく3人の候補者
歴代の日本代表監督の中で一番よかったのは誰か? と問われれば、ハビエル・アギーレじゃないの? と返したくなる。試合数はわずかに10。じゃないの? と、返しが弱くなるのは、感触程度になるからだが、印象は悪くない。少なくとも僕の中では、もっと見てみたいサッカーだった。いつかも述べたと思うが、1-0で勝利した2015年アジアカップ対イラク戦は、日本代表史に残るベストゲームだと言いたくなる。
マイボールに転じ、ビルドアップに入るや、4-3-3のセンターバック2人が大きく開き、その真ん中にアンカーが降りてきて、瞬間、同時にサイドバックが押し上がる。4-3-3と3-4-3の中間型、可変式とも言うべきそのサッカーには、1本筋の通った気品のようなものが感じられた。
例えば、アンカーとして可変式の主役となり、その後、所属のフランクフルトで、リベロっぽいセンターバックとして活躍することになった長谷部誠にとって、アギーレは新境地を開拓してくれた恩人と言えるのではないだろうか。
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