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浦安との差はパスの質だったり、トラップの質だったりだと思う。(カルチェット・フットサルクラブ・レディース #11 野嶋杏衣)[全日本女子関東大会]

 

2024年1月7日(日)富士見総合体育館
(PHOTO・なか、TEXT・山下浩正)

 

神奈川県第1代表の資格で出場したカルチェット・フットサルクラブ・レディース。

 

千葉県代表として出場したバルドラール浦安ラス・チュラス。

 

JFA 第20回全日本女子フットサル選手権大会 関東大会 1回戦
バルドラール浦安ラス・チュラス 6-3 カルチェット・フットサルクラブ・レディース
[得点経過]
1-0 4分 浦安 #11 森谷志織
1-1 5分 カルチェット #99 江副史華  
2-1 11分 浦安 #23 山本奈波
2-2 17分 カルチェット #12 中村美月
3-2 20分 浦安 #22 澁川鈴菜
3-3 21分 カルチェット #12 中村美月
4-3 28分 浦安 #22 澁川鈴菜
5-3 29分 浦安 #10 加藤正美  
6-3 30分 浦安 #10 加藤正美

 

さすがは、フットサルどころ神奈川県の第1代表だ、昇格初年度に関東女子リーグを制覇したラス・チュエスを終盤まで苦しめ続けた。だが残り約2分で3点を決められ敗退。その理由をフィクソとして相手の攻撃をはね返した野嶋杏衣選手に聞いた。

 

フィクソとして終始チュラスの前プレにさらされた#11野嶋。

 

ポイントゲッター#12中村がクアトロからチュラスサイドを攻める。

 

この試合の先制点はチュラスの#11森谷がセットプレーから決めたゴールだった。

 

だがその1分後、カルチェット#99江副が同点ゴールを決めた。

 

サッカー経験のないカルチェットのゴレイラ、#17小島。

 

再び勝ち越されたカルチェットだが中村のゴールで同点にする。

 

三度勝ち越されるが中村の自身2点目で同点とする。ここまで対等の戦いを展開したカルチェットだった。

 

自陣ゴール前で相手ピヴォと戦う野嶋。

 

攻撃的なチームを相手に休むいとまがない。

 

関東1位相手にこれだけやれたのは自信になった

Pivo!  ナイスゲームでした。残念ながら負けちゃったけど、今の気持ちを聞かせてください。

野嶋  まぁ、後半の最後の最後まで、すごいいい試合をしてたので。

Pivo!  そのとおり。

野嶋  悔しいですけど、でも関東1位の相手にこれだけやれたのはすごい自信になったんで。ま、来シーズンに向けてまた頑張っていきたいなと思います。

Pivo!  頑張るというのは関東入りを目指して?

野嶋  そうですね。またいちから頑張っていきたいなって感じです。

Pivo!  最後の最後まで頑張ったけどっていう発言があったが、この結果を決めた境目っていうのはフィジカルか。

野嶋  う~ん、フィジカルは…ま、フィジカルもありますけど、やっぱ、細かい質、かな? 

Pivo!  質?

野嶋  パスの質だったり、トラップの質だったり、ずらさないっていうのが…。

Pivo!  そのプレーの質の差?

野嶋  そうですね。多分練習でもそういうところから、小さいところから意識してるかしてないかっていうのがこういうところで出ちゃうのかなと思います。

Pivo!  サイドに流れたピヴォへのタッチライン沿いの長いパスなども決してタッチラインを切ることがない。

野嶋  そうですね、はい。

Pivo!  あれが狙いどおりすっぽり収まるのがチュラスだ。その辺のワンプレーごとの積み重ねが相手に疲労を感じさせるってこと?

野嶋  そうですね。

Pivo!  難しいことをやる前にそういう基本の大事さ感じさせる試合だったと。

野嶋  そう思います。

 

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