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SNSの口コミでメンバー集め設立2か月で初陣! (ARSVITA LADIES 徳嶽裕太監督①)[全日本女子都予選]

徳嶽裕太が選手とともに戦う監督になってピッチに帰ってきた。

 

   2022年5月7日(土) 駒沢体育館
(PHOTO、まとめ・山下浩正)

 

ARSVITA LADIES。この試合が設立4か月目のチームだ。

 

対戦相手の中野FCアサレア。

 

JFA 第19回全日本女子フットサル選手権大会 東京都大会予選 2回戦
中野FCアサレア 1-1(2PK1) ARSVITA LADIES
[得点経過]
11分 1-0 中野FCアサレア #14 宮田ひびき
19分 1-1 ARSVITA LADIES #24 紙谷咲名美
(PK戦)
   中野  ARS
1  #9×    #17×
2  #17○    #10×
3  #18×    #11×
4  #14×    #24○
5  #15○    #9×

 

初陣で17-1の大勝!

「徳嶽裕太を知ってますか?」
そんな書き出しの記事をものしてから6年ぶりに徳嶽本人に再会した。当時はFリーガーになって1年、思いどおりに出場時間が得られず苦悩していたが今は1月に実兄でクラブ代表の光輝と設立したばかりの都女子3部のチーム、ARSVITA LADIES(以下、アルスウィータ)を率いる監督。指導者という思いがかなったためだろうその言動はびっくりするくらいはつらつとしている。アルスウィータは初陣の全日本女子都予選1回戦(4/24)を17-1と大勝。正直にいうとこのときマスクをしていたこともあって監督が徳嶽であることに気づかなかった。チームはその直後の東京都3部リーグ開幕節(5/1)にも勝利し、続く全日本2回戦(5/7)では格上(都1部)を相手にPK戦の末に惜敗するのだがその大健闘に引き寄せられるように試合直後の彼に声をかけると、189cmの長身を折るようにして「徳嶽です」と名乗ってくれてようやく展開が飲み込めた。地域リーグ→Fリーグ→タイリーグという選手活動をへて“夢”の第一歩にたどり着いた徳嶽の道のり。そしてチーム設立の経緯。彼の歩みに共感を覚えた同世代人は少なくないのではないか。そんな気がしてならない。

 

◇府中・徳嶽裕太、Fリーグ1年目の危機感(2016/1/20)
https://www5.targma.jp/pivoplus/2016/01/20/post20870/

◇アルスウィータ
https://arsvitaladies.themedia.jp/pages/5900504/PROFILE

 

徳嶽裕太プロフィール] 
1993年2月24日生まれ、29歳 東京都府中市出身

2005年 三菱養和SCジュニアユース
2007年 都立東久留米総合高校サッカー部
2008年 2年時、高校サッカー選手権出場
2010年 東京国際大学サッカー部
     2年時からフットサルに触れる
2012年 Fリーグチーム(府中アスレ)のセレクション受験
     ※合格したがサテライトスタートといわれたことから断って関東リーグ・Fire Fox 府中(当時)入団
     ※このころから2020年フットサルワールドカップ出場を目指す
     ※当時の名古屋オーシャンズにはあのリカルジーニョがいてリーグは大いに盛り上がっていた
2014年 Fire Fox 府中、8年ぶりにリーグ優勝
2015年 Fリーグ・府中アスレティックFC(当時)入団
2017年 同チームを退団し、タイへ渡りトップチーム入団を模索
2018年 同国1部リーグ・Rajnavy Futsal Club入団
2020年 帰国を機に現役引退、フットサル指導者の道へ
2022年 ARSVITA LADIESを設立し監督を務める 
     設立2か月、全日本女子都予選で初陣を飾り、東京都女子3部リーグにデビュー

[タイトルほか]
関東リーグ1部新人賞
東京都選抜選出
関東オールスター選出
関東リーグ1部優勝
地域チャンピオンズリーグ準優勝
タイリーグ週間ベストファイブ(1シーズン目)
タイリーグ通算23ゴール(2シーズン)

(残り 1537文字/全文: 3120文字)

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