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フィクソの位置からのボール奪取、そして攻撃につなげる部分はどの相手にも負けなかった!(バルドラール浦安ラス・ボニータス ♯15 伊藤果穂)[全日本女子関東大会]

優勝し歓喜に沸く伊藤果穂キャプテン(前列右から3人目)らラスボニの選手たち。

 

2019年9月14日 山梨県立小瀬スポーツ公園体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)

 

表彰式で栄えある優勝の賞状ほかを授与される。

 

決勝戦で縦突破を図る伊藤果。どこまでも超攻撃的なフィクソだ。

JFA 第16回全日本女子フットサル選手権大会 関東大会 
■1回戦 M6 
ザ・サンキスト(東京都第1代表) 0-5 バルドラール浦安ラス・ボニータス(千葉県代表)
■準々決勝 M10 
ドリームフットサルパーク/ポルコ(群馬県代表) 0-8 バルドラール浦安ラス・ボニータス
■準決勝 M12
ビークス東京レディース(前年度関東女子リーグ2位) 0-5 バルドラール浦安ラス・ボニータス
■決勝 M14 
タパジーダ(東京都第2代表) 0-3 バルドラール浦安ラス・ボニータス

 

大会の主役はシュートアニージャのゴレイラ、前陽子と書いたが、ではMVPはといえばバルドラール浦安ラス・ボニータス(以下、ラスボニ)のキャプテン、伊藤果穂を置いてほかにいない。上記のとおりラスボニは全4戦で完封勝ちをしているが、伊藤果はフィクソとしてその完封に貢献したばかりか、相手ピヴォとのマッチアップからボール奪取しカウンターにつなげるなど攻撃も演出している。しかも、ドリブル、パス、そしてフィニッシュと何でもありで、相手にとってこんなやっかいなプレーヤーはいない。

“関東のMVP”が全国大会で自分を出すと決意表明

決勝は伊藤果にとって古巣との対決となった。厳しいマークを受けノーゴールだったが、マークがつくことでフリーになった仲間を生かしてチームを勝利に導いている。この結果、11月2~4日、石川県で開催される全国大会へ、関東第1代表としての出場が確定した。日本代表の中軸を目指す伊藤果が初の全国の舞台で「関西の強豪」らを向こうに回してどれだけ輝くか。楽しみだ。


バルドラール浦安ラス・ボニータス♯15伊藤果穂選手インタビュー

フットサルを一番に考えている

Pivo! 優勝おめでとうございます。

伊藤果 ありがとうございます。

Pivo! 今の気持ちを。

伊藤果 まぁ、ホッとしてるってところですね。

わたしはまだ(浦安に入って)2年目なんですけど、米川監督が何年も全国大会に行けてないっておっしゃったので。この大会は全国に行くっていうところと、やっぱり、関東一番になって全国に行くっていうところは始まる前から意識しているところだったんで。優勝と、全国への切符をつかめてホッとしています。

Pivo! この大会を2日間見て、大会として個人表彰こそないけれど、僕の中ではキミが文句なしのMVPだ。

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