デジタルピヴォ! プラス

大会の主役はシュートアニージャのゴレイラ♯15前陽子![全日本女子関東大会]

PK戦に突入した準決勝さいたまサイコロ戦、チームを勝利に導くシュートストップを決めドヤ顔を見せる前陽子。

 

2019年9月8、14日 山梨県立小瀬スポーツ公園体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)

 

今冬の入れ替え戦を乗り越えて関東復帰を果たしたシュートアニージャ。神奈川県第1代表として大会に参加した。

 

準々決勝の対戦相手は関東リーグと日本リーグに所属するさいたまサイコロ。アニージャにとって格上だ。

 

アニージャは前半2分と6分に♯9石川が2連続ゴールを決めペースを握る。

 

そうはさせじとパワープレーに出たサイコロは前半残り3分、♯7秋田谷が意地の1点を返す。

 

ヒリヒリするような試合展開の中で後半アニージャの大型ピヴォ♯8加藤が6分と7分に連続ゴールで1-4と突き放す。

 

試合の流れはアニージャのものかと思われたがここからサイコロが反撃開始。まずパワープレーから♯14笠井が1点を返す。

 

さらに秋田谷が2連続ゴールで、なんと4-4の同点とする。

 

そして運命のPK戦。後攻のサイコロ3人目を前が止めてアニージャが準決勝進出を決めた。

 

殊勲の前の元に全選手が駆け寄る。

 

だが、あと1個勝てば全国という準決勝タパジーダ戦、アニージャは1-2で無念の敗退を喫した。

 

そして最後の3決は1-1からまたしてもPK戦へ。先攻のアニージャが3人全員成功し、迎えたビークス東京レディース3人目。このシュートを前が得意とする体をボールに当てに行くディフェンスでブロック。

 

ボールは、キッカーから見て左のゴールポストの外側という際どい位置に当たって外れた。

 

表彰式で第3位の表彰状とトロフィーを授与されたアニージャ。

 

大会最後の集合写真におさまる選手たち。全国行きの切符こそつかみ損ねたが全員で立派な“勲章”を手に入れた。また来年だ。

 

JFA 第16回全日本女子フットサル選手権大会 関東大会
■1回戦
M4 シュートアニージャ(神奈川県第1代表)6-0 山梨女子TC(山梨県代表)
■準々決勝
M9 さいたまサイコロ(埼玉県代表) 4-4(PK1-2)シュートアニージャ
[PK戦]
   アニージャ   サイコロ
1      ♯8×   ♯11 ⚪︎        
2      ♯18 ⚪︎     ♯3 ×
3      ♯11 ⚪︎      ♯13 ×
■準決勝
M11 タパジーダ(東京都第2代表) 2-1 シュートアニージャ
■3位決定戦
M13 シュートアニージャ 1-1(PK3-2) ビークス東京レディース(前年度関東女子リーグ2位)
[PK戦]
    アニージャ  ビークス
1    ♯8 ⚪︎    ♯8 ⚪︎
2    ♯11 ⚪︎    ♯14 ⚪︎
3    ♯17 ⚪︎    ♯9 ×

 

11月2~4日、石川県で開催される全国大会に向けて2つの出場権を争う関東大会の準決勝が9月8、14日の両日に行われ、計4戦を戦った神奈川県第1代表のシュートアニージャが、そのうちの2戦をPK戦の末に制するという偉業を達成。カップ戦ならではの肉弾戦で大会を大いに盛り上げた。

前陽子、要所で止めた!

アニージャはPK戦で健闘したものの全国大会への切符をつかむことはできなかった。それでも参加14チーム中第3位という結果は立派だ。
なお、大会の主役はチームに2連続PK戦勝利をもたらしたアニージャのゴレイラ、前陽子だった。

 

3決に勝利したシュートアニージャ♯15前陽子インタビュー

試合でしっかり勝ち切りたかった

Pivo! これで今大会PK戦2連勝。

 そうですね。

Pivo! すごい活躍だ。

 ありがとうございます。

Pivo! 8日の第2試合で2人止めて、今日が1人、いずれも勝利を決定づけるシュートストップだった。

(残り 1179文字/全文: 2713文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ