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森さんに感謝しかない(VEEX TOKYO Ladies #21 愛沢南)[関東女子・第9節]

第7節での子弟コンビのツーショット。

常総市水海道総合体育館 2019年10月19日
(PHOTO,TEXT・なか)

 

SuperSports XEBIO 第10回関東女子フットサルリーグ2019 by PENALTY 第9節
VEEX TOKYO Ladies 1-4 東京府中アスレティックFCプリメイラ

[得点経過]
1-0 02分38秒 VEEX #6 宮浦沙帆里
1-1 21分48秒 府中 #9 千田日向子
1-2 24分06秒 府中 #12 鎰谷佳恵
1-3 24分14秒 府中 #9 千田日向子
1-4 25分01秒 府中 #9 千田日向子

 

今シーズンのVEEX TOKYO Ladiesのゴールを守るのは、絶対的な存在である #1 森知美と、新しく入った #21 愛沢南と、#3 仁平江津子の3枚となっている。
現在まで森と、新しく入った愛沢の2枚で1試合を通している。
開幕から森が先発だったのが、6節からは愛沢が先発で出場するようになって、今節で3試合目。
試合中は森が大きな声で指示をして、愛沢がそれに反応する。
実戦を通しての指導で、後輩がしっかり育ちつつある。
はたから見ていても、なかなか良い師弟関係に見える。

 

前半先制点を獲って抑えていたが、後半になって怒とうの4失点となった。
-日本リーグに所属するチームとして、負けるわけにはいかない。
-優勝争いにこれ以上突き放されたくない。
そんな東京府中アスレティックFCプリメイラの強い意志が伝わってくるような4分の間の出来事だった。
その気迫に負けてしまったか、前半の1点止まり。
昨シーズンの準優勝チームが、前期の結果で下位リーグとなってしまった。

 

まだ、シーズンは続く。
後期残りの3試合は何が何でも負けるわけにはいかない。
どこのチームもそうだが、下位リーグのチームが、来シーズンへつなぐには現状維持はマスト。
ベテランと若手の師弟関係。
そんな中でのアップや試合中に垣間見える、そんな微笑ましい風景が目の前にあった。

 

幸先よく、 #6 宮浦が先制弾!

 

果敢に攻めるも、得点につながらず、後半は4失点で負けてしまった。

 

 

愛沢南(あいざわ みなみ)

Pivo! 今日は前半しっかり締めて、バトンタッチできましたが、残念ながら負けてしまいましたね。

愛沢 そうですね、自分自身が無失点で終われたのは、よかったと思うんですけど、チームとして勝たないと結果的には意味がないので、もっとベンチから指示できることもあったと思うので、そこはまだ自分に足りないところだなと思います。

Pivo! 今日は森選手に「南、顔」って言われませんでしたか?

愛沢 いや、試合前にサイレントで言われました。

Pivo! サイレントで(笑)?

愛沢 サイレントで(笑)はい、言われました。

Pivo! じゃあ、試合入る前から集中しすぎて、顔が怖くなっていた?

愛沢 怖くなっちゃっていたみたいで(笑)。もう、ついにサポーターの方からも、「南、顔」と(笑)。

Pivo! もう、それが・・・

愛沢 定番みたいになっちゃって(笑)。

Pivo! なかなかいいキーワードできましたね。

愛沢 そうですね、自分も心が休まるというか、リラックスできるので、ありがたいです。

 

Pivo! そのキーワードが、切り替えのスイッチになるかもしれないですね。

愛沢 そうですね、ある意味。

Pivo! VEEXは今年1年目でしたっけ?

愛沢 そうです。

Pivo! VEEXに来る前はどこにいましたか?

愛沢 滋賀の聖泉大学っていうところで、サッカーをやっていて、東京へ来るタイミングでフットサルを始めました。

Pivo! 東京に来たっていうのは仕事で?

愛沢 もともとは東京で、大学が滋賀まで行っていて・・・

Pivo! 戻ってきたということですか

愛沢 戻ってきました。

 

Pivo! その、サッカーとフットサルの違いで戸惑うことはありますか?

愛沢 うん・・・サッカーと違って、自分が出ていくことがすごく多い、キーパーとしては・・・なので、サッカーのときに集中していなかったわけではないんですけど、サッカーよりもより短い時間で集中しなくちゃいけないっていうのは、サッカーと違って結構難しいところかなというのは感じているのと、やっぱフットサルのほうが、止めたときにみんなが盛り上がってくれるので楽しいです。それが楽しいです。

Pivo! ピッチが狭い分、精度っていうのが要求されますよね。

愛沢 そうですね、キックとかも、あと半歩ズレていたらとか、投げるのも、本当右足、左足まで見ないと相手に獲られて、逆にピンチということもあるので、そこは気にして練習でも投げるように、右足に投げようとか、左足に投げようとか、正面に投げようとかを、なるべく気にしてやるようにしています。

Pivo! 瞬間の判断・・・

愛沢 それが結構慌てちゃうので、瞬間でしっかり適切な判断できるよう、それは経験も大事だなっていうのはすごく、森さん見ていて思うので、その差を埋められるように、もっといろんな試合見ていかなきゃいけないなって思います。

Pivo! 今日で前期も終わったってことなんですけれど、フットサルに慣れましたか?

愛沢 だいぶ慣れたと思います(笑)。

Pivo! 今、話に出た森選手と仲よさそうですね。

愛沢 そうですね、よくしていただいて、こっちが戸惑っていても、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれるので、こっちもすごく安心してプレーすることができるので、VEEXに入ってよかったって一番思います、それが。

Pivo! 交替するシーンとか見ていて、信頼関係厚そうだなって。

ハーフタイム、後半に向けてバトンタッチ。

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