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無料記事[Fリーグ2016/2017第9節]バルドラール浦安・米川正夫監督「質のいい攻撃の数は相手とそこまで変わらないと思います」(2016/8/14)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第9節
フウガドールすみだ 2-1 バルドラール浦安
2016年8月11日(木) 墨田区総合体育館 観客数:1,588人
[得点経過]
0-1 05分36秒 浦安 7 中島孝
1-1 28分06秒 すみだ 9 田村佳翔
2-1 39分52秒 すみだ 8 太見寿人

 

バルドラール浦安(以下浦安)は早い時間に先制をし、首位のフウガドールすみだ(以下すみだ)に展開としても前半、思うようなプレイをさせずにいた。
後半に関してもすみだに押し込まれてはいたものの、浦安は非常に集中した守備で、米川監督の言葉を借りれば「チャンスの質と数」に関していえば、その数を減らしていた。シュートブロックであったり、相手の態勢を崩し、ゴールに直結しないシュートもつくり出していた。1対1の場面をつくってもゴレイロ藤原潤の飛び出しでシャットアウトをされたり、ディフェンスとの連携や連動のところで、なかなかすみだにゴールマウスを割らせなかった。すみだの決勝点に関しては劇的であった。ゲーム内容的には限りなく引き分けに近い試合であったのではないかと思う。勝ち切れなかったところ、せめて引き分けにできなかったこと、追加点は獲れなかったとはいえ、次につながるゲームであったのではないかと思う。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

以下は米川正夫監督の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

米川正夫監督
「首位が相手で、自分たちが8位という順位で、普通に戦力差を考えた中で自分たちが勝ち得る戦略をとったつもりでした。相手は体の幅がある選手が多いので、そういった選手に対して、体が張れる選手がピッチにいる状況を常につくって、そうでない状況に対しては自分たちも同じようなスピードのある選手で対応するようにしました。前半は狙ったとおりの形から点が獲れて、ボール回しも途中までよかったのですが、どうしてもディフェンスで後手後手になるとオフェンスも後手後手になる風潮があるので、ディフェンスでも体力的にきつくて、イニシアチブを取れなかったのが最後まで響いたかなと思います。パワープレーに関しては仕方がない部分も多少あると思います。自分たちも勝ち点3・勝ち点1というところを考えながらのパワープレイの選択でした。日曜日も試合があるので切り替えてやっていきたいなと思います」

 

以下は質疑応答となる。

Q:前半から徹底してクアトロをしていました。それがすフウガの対策ということですか?

米川:前半は別に対策というか、マンツーマンだったり、前に残したりということがあったり、太見とかボラがディフェンスのときに前に残りがちなので、背後を取るという話はしていましたが、オフェンスに関してそこまでこうしようというのはなくて。それよりもディフェンスかなと。オフェンスもディフェンスもそこまで悪くなかったかなと思います。

Q:追加点が獲れないのが勝敗に結びついている印象が強いです。追加点を獲るための対策としては?

米川:チャンスの質でいえば、引いてカウンターの数、相手が押し込んだ状態でのチャンス。人によってとらえ方が違うと思いますが、チャンスの質の高い中での数は相手とそこまで変わらないと思います。シュート数は向こうのほうが多かったし、押し込まれた時間は長かったけれど、最後しっかりブロックしている部分でいえば、自分たちの狙いだから、全然問題ないかなと。最後の最後決められないところでいえば、戦略の部分、戦術の部分ではないところであるとも思うし、自分たちがもうちょっとボールポゼッションできて、セットプレイ等でチャンスがつくれるならいいけれど、今の戦力で考えるとこの戦い方が現実的だと思うので。あとは自分たちが精度を上げていくだけだと思います。

Q:後半、フウガに回されていた印象ですが、あれは不本意ではなく、ああいう形でカウンターを狙うのも作戦のうちでそんなに悪い戦いではなかったのですね?

米川:そうですね。ボールを回されることはいいのですが、自分たちのボールの保持が後半グンと下がったので、それが今シーズンずっとそういう傾向があるので、そこをどうやって改善していくのかが課題かなと思います。

Q:回されてもよくて、ずっとボールポゼッションしている必要もないですが、それでも長過ぎたかな? と。

米川:ちょっと長すぎたかなというのもあります。とはいえ、サッカーでも、ボールを持つのが正義というわけでもないし、考え方だから。いろいろな考え方がある中、それでも、もっと持ちたかったというのはあります。

次節名古屋戦への意気込み。

米川「2日しか空かないので、まずは、コンディションをしっかり整えるということと、相手はアジアチャンピオン、おもしろい試合をしたいです。とはいえ、それよりも勝ち点3を取りたいので、取るためにどうするかを考えます」

 

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