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[Fリーグ第18節 府中監督&選手コメント]伊藤監督、フロントに選手補強を直訴するもかなわず

2ゴールを決めたダンタス(右から3人目)らの活躍で2位に浮上した府中。サポーターに勝利の報告をする選手たちの表情は明るかった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

プレーオフで名古屋を倒したい! そのための補強を!!

府中が浦安戦に勝利し2位に浮上、プレーオフ進出に一歩前進した。プレーオフに出れば短期決戦で名古屋を破って総合優勝のチャンスがある。そのためには…。その府中の伊藤監督の試合後会見でこんな質問がプレスから出た。「トップの選手枠が2つ空いているが(補強など)何か意図はあるのか」。これに対して伊藤監督は話しにくそうにしながらも「もしかしたら補強があるかもしれない」と答えた。伊藤監督はデジタルピヴォ!のインタビューにもクラブフロントに対して名古屋を倒すためには補強も提案していきたい、と語っていたが、杉本の神戸移籍で、戦力補強が現実味を帯びてきたということか。監督会見の流れを追っていこう。

 

監督コメント

■試合について

◯伊藤雅範監督 府中アスレティックFC

今日の勝利という結果はうちにとって正当なものだった

伊藤 激しい試合だったかなと思います。コントロールできなかった部分があって少しストレスがたまりましたけど、結果に関しては今日はうちが正当な勝利だったんじゃないかなと思います。もちろんボールを持たれて苦しい時間帯もありましたけども、シュートの数でいえばほとんど同じだったし、決定的なチャンスでいえばうちのほうが多かったんじゃないかなというふうに感じました。ま、再開後、今までやってきたことが出せるかどうか少し心配だったんですけど、何とかいい結果を出せたんで少し安心しました。

 

■質疑応答

相手のゴールを奪える選手、浦安の小宮山くん、

深津くんのような選手がほしい

Q トップチームの選手枠が2つ残っていると聞いたが、何かクラブとして意図みたいなものはあるのか。

伊藤 はい、え〜と、僕の口からはあれなんですけど、もしかしたら補強があるのかも知れないし、今いるメンバーでも十分な戦力はそろっていると思いますので、もし、誰か補強するのであれば、正直にいって、今いる選手よりも力のある選手かなというふうに思いますけど。え〜、僕は与えられた材料で料理するだけなんで、それは僕じゃなくてクラブのGMに聞いていただけたらとゆうふうに思います。

Q 伊藤さん個人的にはどういう選手がほしいですか。

伊藤 そうですねえ(笑)、やっぱりこのスポーツはゴールを奪う選手は特別だって分かってるんですけど、それよりも相手のゴールを奪う選手のほうが大事だと思うんで。まあ、浦安の小宮山くんだったり深津くんだったり、ああいうふうな、後ろでしっかり守ってゲームを作れるような選手が、ま、うちにもいい選手はいるんですけども、そういう選手のほうが僕のフットサルには合うかなって気はします。

中断期間にディフェンスを再構築

Q 中断明けで昨日大阪が負けたことで勝てば2位浮上という試合だったと思うんですけど、中断期間にどういうことをやってきたのか、今日の試合で成果は出せたか。

伊藤 はい。大阪が負けたってことは個人的には知りませんでした。なんで、試合が終わってから2位になったって聞いて、あ、2位になったんだなという気がします。それは別に自分が仕事をさぼっているんじゃなくて今は目の前のゲ−ムが大事だと思ってますし、自分も周りにゲームの結果じゃなくて、まず自分たちがどうすべきか、そこを考えたかったんで、試合があることは知ってましたが、結果は自分の頭の中に入れていませんでした。

で、中断期間なんですけど、ディフェンスのことをもう一回みんなで話をしてきました。パワープレーのディフェンスもそうでしたし、ディフェンスをしっかりやって、ボールを相手から奪う。自分がたちがボールを持たない限りゴールは生まれないので、しっかりとボールを奪ってその後につなげられるようにいい形でディフェンスをしようってことで、ずっと組み立てて来ました。

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