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[Fリーグ第18節]バルドラール浦安対府中アスレティックFC 逆転負けも次戦への糧

帰国後のオフも忙しく活動する小宮山。疲労はあるが、この日もプレーでチームを引っ張った。

 

3連休の中日、各地から渋滞を抜けて体育館へ向かった観客は1608名に上った。タイワールドカップのための中断期間を経た再開初戦は、バルドラール浦安が前節3位の府中アスレティックFCをホームに迎えた第2クール最終戦となった。

 

 ワールドカップの好影響

浦安も5選手を供給した日本代表「SAMURAI5」の活躍で、フットサルの報道を目にする機会が増えてきた。ワールドカップ期間中は地上波や全国紙でも連日取り上げられ、閉幕後も代表選手がメディアで大会を振り返り、Fリーグ観戦をPRする日々が続く。その甲斐もあって前売券販売も伸び、2試合開催の関東セントラルの名古屋戦を除いた今季最多の観客動員を更新した。会場には浦安所属の代表選手たちの写真展示やモニュメントが飾られ、ケガで離脱中の高橋健介以外の4選手へ花束贈呈がなされる凱旋ムードの中、互いに6勝ずつを記録して第2クールで浮上した3位・府中と5位・浦安の対戦が始まった。3位以内に入りプレーオフ進出を目指す浦安は、翌週の大田区セントラルで名古屋オーシャンズとの対戦を控えていることもあり、上位との差を縮めるためには絶対に勝ち点の欲しい試合である。この日のスターターは小宮山友祐、星翔太、岩本昌樹、稲葉洸太郎の4人に、ゴレイロには冨澤孝が名を連ねた。今季初先発となったこの背番号1は「練習試合で失点が少なく、いいパフォーマンスをしていた」(岡山孝介監督)ことで、古巣との大事な一戦でチャンスをつかんだ。不動の守護神だった藤原潤が日本代表でチームを離れていたこともあったが、チーム内でいい競争が生まれている証拠といえよう。

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