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FC町田ゼルビアの序盤成績は果たして躍進か│FC町田ゼルビア序盤戦通信簿

FC町田ゼルビアは2024シーズンで初めてのJ1で戦い、その序盤戦を首位で通過しました。得点数は4試合で5得点(平均1.25得点)ですが、失点数は4試合で2失点。平均失点が0.50以下なのは昨季王者のヴィッセル神戸(0.50)と昨季3位&今季2位、昨季は大半の項目でデータ上のトップを獲得したサンフレッチェ広島(0.25)、それに町田の3クラブのみです。
成績的には間違いなく「躍進」と考えてよく、個人的にもミルアカに加えてゼルつくさん(ABEMA)を含めた複数媒体で町田の上位進出は「ある」と断言してきました。しかし、果たしてこの成績は「躍進」と言うのが正しいのでしょうか。昨季以前の同チームとは異なるアクションを施して強さを手に入れたのであれば躍進ですが、昨季以前と同様のアプローチを行い、確固たる理念と再現性のもとに結果を得ているのであれば、「躍進」よりも「順当」の言葉のほうが似合うのかもしれません。
たしかに町田の大きな企業のサポートや様々なバックアップは、他のJ1クラブ比較では少なくないかもしれません。移籍期間もあり、元日本代表選手や新外国籍選手の獲得にも成功しました。しかしその反面、初めてのJ1に挑む難しさも内部では感じるものがあったようです。その状況も踏まえ、データ的に捉えて見えてくるものはあるか、今回はデータから検証してみたいと思います。

と、いうことで今日もよろしくお願いします!

●2年連続で常軌を逸した枠内得点率

まずは以下の画像をご覧いただきたい。
データ項目の説明も一旦、以下に記載させていただきます。

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