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大分トリニータのルヴァンカップ・トライアルは数カ月後への糧となるか

03/06に行われたモデルチェンジを果たした新生・ルヴァンカップ一回戦に臨んだ大分トリニータは延長戦の末、J3ギラヴァンツ北九州に0-1で敗戦となりました。今回は、この一試合が今後の大分トリニータにとって大きな糧となるようなアクションがあったかについて考えていきたいと思います*
大分は連戦(近場とはいえ今季初のアウェイ戦であり、次は藤枝と今季リーグ戦初のアウェイ戦)であり、開幕からのスターティングラインナップとは異なるメンバーを多く活用したトライアルモデルであるのはいうまでもありません。過去2試合のデータと比較し、どのような積み上げを見せるための布陣になるのか、考察していきましょう。

①GK西川幸之介の復帰

まず話すべきはここからでしょう。J2開幕のベガルタ仙台戦2時間前に発表されたスタメンに名を連ねていた西川選手が、先発に戻り状態を確認できたという観点は及第点以上のものがあると感じます。
格下の見方もあるでしょうが、アウェイでしかも延長まで突入した上での120分間での失点1は決して問題の最優先事項に上げるべき事由ではありません。90分間で失点1以内のペースでシーズンを過ごせるチームは基本的に年間ランキング上位のチームになりますからね。

②8名のパリ・ロス世代プレイヤー

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