J1クラブの戦術ホンネ対談③「もったいない名古屋」「降格もありうる川崎F」「FC東京はモヤモヤが強み?」「ジュビロはロープレの主人公」
開幕から数試合を終えてJ1の戦局が徐々に見えてきた。優勝争いに加わりそうなクラブ、どちらに転ぶかわからないクラブ、残留争いに巻き込まれそうなクラブ……。戦術に精通する西部謙司氏と河治良幸氏という識者のお二人にJ1主要クラブの戦術的特徴、強みと弱み、株を上げた選手を徹底分析してもらった。3回に分けてお届けします。
第3回目は「名古屋グランパス」「川崎フロンターレ」「FC東京」「ジュビロ磐田」をアナライズ!【主な内容】
・名古屋グランパスは揺らぐ屋台骨をいかに立て直すか? 注目度急上昇中のドリブラー
・攻守の悪循環が止まらない川崎フロンターレ。力は上位も降格の可能性もゼロではない?
・時流に乗り遅れたFC東京の不運のサッカースタイル。偽FW・荒木の功罪
・限りない伸びしろと面白さ。覚醒したジャーメイン良がジュビロを救う!?※対談はJ1第4節終了時の3月下旬に行いました。
【全3本】
・J1クラブの戦術ホンネ対談①「セレッソの戦い方は日本一美しい?」「広島優勝の鍵は前半戦にあり?」「浦和レッズに残された時間は…」・J1クラブの戦術ホンネ対談②「だから、町田の独り勝ちは続く…」「今季の鹿島が苦手そうな相手」「いい意味でのマリノスの変わらなさ」
・J1クラブの戦術ホンネ対談③「もったいない名古屋」「降格もありうる川崎F」「FC東京はモヤモヤが強み?」「ジュビロはロープレの主人公」
■【名古屋グランパス】揺らいだ屋台骨はいかにして立ち直せるか。ドリブラー倍井謙が面白い
―次は名古屋です。昨年に引き続き5-3-2で大きくは変わらない印象でしょうか?
河治 後ろは大きく変わりましたよね。
―顔ぶれがですね。DF陣は総とっかえに近い。
河治 鹿島との開幕戦を現地で取材していたんですけど、後ろの不安が攻撃にもマイナスに影響してまっているように見えました。前と後ろが噛み合っていなくて、稲垣祥もそれによってすごく消耗していた。
西部 開幕戦は出れなかったけどハ・チャンレが守備の重鎮ですよね。当たり前ですけど、これだけディフェンスが入れ替わっちゃうのは、守備をベースにしたチームには厳しいだろうなと。
いきなり個人の話になるんだけど倍井謙が面白い。
―話題になっていますね。
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