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【森雅史の視点】2024年4月28日 J1リーグ第10節 東京ヴェルディvsアビスパ福岡

J1リーグ第10節 東京V 0(0-0)0 福岡
14:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数15,459人
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お互いに決定機の少ない試合だった。シュート数は東京V6本、福岡7本、ゴールを脅かしたのはともに2回ずつ。特に東京Vはパスミスが多く福岡にカットされてターンオーバーする場面が度々起きた。後半に入ると割り切って後ろに重心をかけたため安定はしたものの、攻撃になかなか転じることが出来ない。72分に山見大登が入ってからは右サイドを起点に崩せるようになったが、選手の動きが落ちていることを考えると、勝負に出るにはこの時間まで待たなければいけなかったのだろう。福岡は佐藤凌我が2023年9月6日のケガから古巣のホームでリーグ戦に復帰した。左膝前十字靭帯損傷、左膝外側半月板損傷で全治8カ月というケガを乗り越えたことだけでも称賛に値する。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

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