［優勝インタビュー］大会史上初女性優勝監督繊細コーチング!（SAKURA UNITED F.C. 櫻田未来監督）［U-11 rexva Pivo! Challenge Cup 2024決勝大会］

2024年03月22日 17時29分　
カテゴリ： U-11 rexva × Pivo! Challenge Cup • カップ戦
タグ : pickup • SAKURA UNITED F.C. • U-11 rexva Pivo! Challenge Cup 2024決勝大会決勝 • 櫻田未来監督

優勝記念特製Tシャツ姿で優勝トロフィーと賞状を掲げるSAKURA UNITED F.C.。

［優勝メンバー］
#９乾夕陽
#27 耳野仁菜
#20 王浩然
#11 甲木悠睦
#51 山本孝優
#84 高橋蒼空
#24 松野行晟
#49 岡本陽希
#32 山田翔秋
#３奥山侑哉

表彰式で優勝トロフィー、賞状、そして「デジタルピヴォ!plus」のロゴ入り特製Ｔシャツ10枚が授与された。

◾︎大会名：U-11 rexva Pivo! Challenge Cup 2024決勝大会（第３回）
◾︎会場：フットサル取手（千葉県）
◾︎開催日：2024年３月16（土）、17日（日）
◾︎主催：ヘペスカージェン Pivo!
◾︎大会記事：デジタルピヴォ!plus
https://www5.targma.jp/pivoplus/

SAKURAは、準々決勝でAmbrogio FCを、準決勝で優勝候補のmalva千葉をいずれもPK戦という際どい戦いで破ってファイナルの舞台に立った。

。

（PHOTO、TEXT・山下浩正）

U-11 rexva Pivo! Challenge Cup 2024決勝大会決勝
gatt　２-７　SAKURA UNITED F.C.　

⬛︎予選リーグ&決勝トーナメント結果
https://pivo.tokyo/

試合開始直前にキックインのディフェンス法を伝授する。

耳野コーチはこの日はビデオ撮影に専従しチームの動向を見守った。

相手がパワープレーに移行すると見込んでハーフタイムにそのディフェンスを指示する櫻田監督。そして後半開始直後に#32山田翔秋がその指示を体現、GKの裏を突く動きからゴールを決めた。

関西ダービー

全国大会決勝でタイトルを争った２チームはエルプラット木津川（京都）予選でも対戦し、SAKURA（大阪）が１-０でgatt（京都）に勝っている。しかもファイナルでは一度もgattの勝ち越しを許さないまま関西ダービーを制している。いってみれば完全優勝だ。そのチームを優勝に率いたのが大会初の女性リーダー、櫻田未来監督。自ら関西女子リーグと日本代表でのプレー経験を持つ元プレーヤーで繊細な気配りと経験に基づく戦術が優勝を手繰り寄せた。選手たちが優勝の喜びを爆発させ大はしゃぎする傍らで優勝インタビューは行われた。

試合開始直後、厳しい前プレにいくSAKURA。ダブルチームで追い込んでボール奪取。#24 松野行晟（手前右）は相手ゴール前に仕掛ける。

そしてディフェンスを振り切って先制ゴールを決めた。その直後には＃84 高橋蒼空がチーム２点目を決める。

ゴールクリアランスからノーバウンドでハーフラインを越えてはならないとのJr.ルールが今夏のVカップから解除されるとの情報を先取りした今大会、ロングスローが目立った。

決勝ともなると攻から守、守から攻の切り替えが鋭くカウンターの応酬となった。

SAKURAの＃32山田翔秋がゴール正面からシュートを決め１-３とする。

後半７分過ぎ、gattは#15駒将吾がGKユニフォームを着てパワープレーにいく。そして高い位置へと上がりゴール前でロングボールを受ける作戦に出る。しかしパスが的確に入らない。

gattは点差を縮めようと猛攻を仕掛けるがゴールを決められない。そのうえ前がかりになった分、失点を重ねる結果となってしまった。

チームの狙いを選手が理解し実行してくれた

Pivo! 優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを。

櫻田ありがとうございます。そうですね、率直にうれしいっていうところもそうなんですけど、選手たちの成長が見れたっていうところが一番うれしいと思います。

Pivo! 具体的にはどういうことか。

櫻田昨日の試合が終わった後に映像で振り返りをして、こういうところを意識しよう、こういうところはオッケーだよっていうのを、１時間ぐらいなんですけど、いろんなポイントを押さえながら話をしたんですね。で、今日の１試合目、２試合目、３試合目、最後の決勝戦とそれを修正させて成功体験につなげるっていう場面をすごく見せてくれたので、そこの成長の成果がうれしかったです。

Pivo! まさにコーチングの成果だ。

櫻田そうですね。意図してコーチングしたところが結果につながったかなというところは感じています。

Pivo! 今日はどんなゲームプランで臨んだのか。

櫻田そうですね、まず10人いるのでゴレイロも含めて５人５人でしっかりとセット分けをして昨日（3/16予選リーグ）から試合をずっとしてたんですけど。えーと、まずは失点しないように昨日からの守備の改善というところで、ボールウォッチャーになってしまって最後捕られてしまってという部分が見えたので、そこを修正しながら回して試合で優位に立つというようなところを手当てしました。

Pivo! そうすると勝因はその辺にあるか。

櫻田そうですね、はい。そこの狙いをしっかりと選手が理解して実行してくれたのが一番の勝因かなと思います。

（残り 1674文字／全文: 3795文字）

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