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三度目の正直で関東へ(LIGAREVIA KATSUSHIKA LADIES・細矢 弦監督)[東京都女子1部 第10節]

2023年12月23日 小金井総合体育館
(PHOTO、TEXT なか)

 

最後の試合に臨むearly f tの面々。

 

優勝を決めて、関東に挑戦したいLIGAREVIA KATSUSHIKA LADIES。

 

 

第21回東京都女子フットサル1部リーグ2023(後期上位リーグ)第10節
LIGAREVIA KATSUSHIKA LADIES 2-1 early f t

0-0 27分 LIGAREVIA #7 小根山瑞稀
1-1 28分 early f t  #19 増田好美
2-1 30分 LIGAREVIA #24 飯村亜美

 

東京都フットサル1部リーグ最終節。
1位と2位の頂上決戦。
今シーズンは観戦エリアと呼べるスペースのないミズノフットサルプラザ味の素スタジアムでの開催が多かった東京都女子フットサル1部リーグだったが、久々に観客席もしっかり取れる体育館での決戦となり、最終節にはふさわしい舞台となった。

LIGAREVIA KATSUSHIKA LADIESはこの最終節で引き分け以上で優勝。
対するearly f t(以下、アーリー)は、勝利で優勝。

アーリーは優勝対決をするチームであるのに、今シーズン限りで解散を表明していた。
女子選手は仕事、結婚、出産などの環境の変化が多く、人数だったり、特定のポジションを確保するのが難しかったり、チームを維持するのはなかなか厳しいものがある。
今回は勝っても、負けても解散。
なんとも複雑な最終節での優勝決定戦だ。

 

 

関東女子参入戦

日環アリーナ栃木(栃木県宇都宮市)
https://www.gsz-eastarea.com/access

2月4日(日)

MW4 15:15
vs. プリティーミト リーベ(茨城県)
https://youtube.com/live/fDuWDCXiOWc?feature=share

 

MW4勝てば、次の試合
MW6 18:05
vs. アマレーロ/峰FC(栃木県)、湘南フットサルクラブペローダ(神奈川県)の勝者
https://youtube.com/live/bBYRR_HJgKU?feature=share

 

関東女子入替戦

昭和町 総合体育館(山梨県昭和町)
https://www.town.showa.yamanashi.jp/soshiki/17/1994.html

2月17日(土)

MW8 12:40
vs. マデイラブランコ 柏

 

 

監督・細矢 弦(ほそや げん)

 

 

【絶対目の前の敵に負けない】

Pivo! 優勝おめでとうございます。

細矢 ありがとうございます。

Pivo! 最終節で晴れて優勝。
今の気持ちはいかがですか。

細矢 めちゃくちゃ、とりあえずうれしいです。はい。

Pivo! 優勝を決めるアーリーとの最終決戦。
たま、アーリーは今シーズン限りで解散とのことですが、この一戦へどういう思いで臨みましたか。

細矢 そうですね、相手めちゃくちゃ強く来るという意識はあったんで、自分たちはひとり、ひとりが戦えるので、そこは絶対に目の前の敵に負けないというコンセプトというか、それはずっと言い続けてやりました。

 

【アーリーに苦手意識というか・・・】

Pivo! 対戦してみてどうでしたか。

細矢 正直、相手があんなにプレス来るというイメージは、動画でも見てもなくて、来たときにケアというか、どうするというプランも一応あったので、それでうまく投げてくるということに対しての、投げたプレーでうちのフィクソは負けないっていう自信はあったんですけど、そのあとの回収をどうするかっていう練習はずっとやってきました。

Pivo! 確かにここまで来るとは。

細矢 そうですね。

Pivo! 意外でしたね。

細矢 そうですね。

Pivo! チーム最後の試合ということで。

細矢 アーリーさんは2年くらい前から苦手意識というか、やっぱり最後優勝争いに絡んで来るのはアーリーさんみたいな。
すごくフットサルという感じではないですけど、サッカースキルが高くて、オフェンスの力、ゴール前に突っ込んでくる力が強いというイメージはあったので。

Pivo! 最終決戦が優勝争いということで、優勝を争ってきたチーム解散というのは残念ですね。

細矢 確かにそうですね。
いい選手であったり、やっぱりいいチームだと思っているんで、最後勝ちきるっていう力がめちゃ強いチームなので、すごくそれは残念ですね。

前所属がリガーレだったアーリー#19 増田好美選手のゴールで振り出しに。

 

【正ゴレイラがいない中で】

Pivo! 今シーズンは中盤以降に梧桐選手が入ったもののシーズン途中まで、新井選手のケガで、正キーパーがいない中で、小根山、嶋田の両選手が、攻守でよく働いていたと思いますが、なかなか厳しかったシーズンだったんじゃないかなと思いますが。

細矢 正直そうですね。
やっぱり選手に与えるストレスはずっとあったと思うんですけど、こういう結果になって、能力的にオフェンスのフィールド能力的にも高い選手だったので、やっぱりキーパーにするのはなかなか苦しかったですけど、難しい決断でした。

Pivo! そんな中でも嶋田選手はゴレイラであるにもかかわらず、何点か決めていましたね。

細矢 彼女の爆発力とパンチ力は半端ないので。

シーズン中盤、ケガで泣く泣くベンチを温めてきた#12 新井裕子選手。

 

リーグと選手権と後半ゴールを守った#1 梧桐綾選手。

 

FPの中心選手として欠くことのできない#7 小根山瑞稀選手をGKに。

 

同じくFPの中心選手として欠くことのできない#18 嶋田萌選手もGKに。

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