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無料:敗戦に等しい引き分けだった。(ボアルース長野 山蔦一弘監督)[F2第10節]

試合後の会見に臨むボアルース長野の山蔦一弘監督(左)と米村尚也キャプテン。

 

2023年9月9日(土)水元総合スポーツセンター体育館
(PHOTO、まとめ 山下浩正)

 

Fリーグ2023-2024 ディビジョン2 第10節 観客数462
リガーレヴィア葛飾 4-4 ボアルース長野 
[得点経過]
0-1 05分31秒 長野 #12 松永翔
1-1 13分06秒 葛飾 #23 芝野創太
1-2 16分12秒 長野 #12 松永翔
2-2 17分32秒 葛飾 #9 森岡薫
2-3 19分28秒 長野 #4 三笠貴史
3-3 23分36秒 葛飾 #7 川﨑柊音
3-4 29分35秒 長野 #6 渡辺大輔
4-4 32分46秒 葛飾 #23 芝野創太

 

首位仙台と勝ち点7差に

2位と3位の直接対決にふさわしい緊迫した戦いだった。結果はドローに終わりお互い目指す勝ち点3をつかみ取ることはできなかった。前日ヴォスクオーレ仙台が広島エフ・ドゥに勝利して長野との勝ち点差を「8」にしたことから意地でも勝ってその差を縮めたい長野だったが勝ち点1にとどまった。

 

リードして点が動いた後の弱さを露呈した

[試合総括]
山蔦一弘ボアルース長野監督  スコアのところは妥当な結果だったなかと思います。もっと自分たちが自分たちに矢印を向けてよくない時間帯でも普段どおり声を掛け合えば展開は違ってたかなと思います。

米村尚也キャプテン  チームとしては常にリードをしながら追いつかれたということで、立ち上がりリードして点が動いた後の弱さ、結果につながらなかったということはもっと練習から取り組まなければいけないと思いました。仙台さんが抜け出している状況で負けられない試合ということで臨んだんですが次すぐ試合があるのでいい準備をして臨みたいと思います。

パワープレーの大胆さが足りなかった

[質疑応答]
Pivo!  4ゴールとも勝ち越しながら追いつかれて試合を決められなかった、要因はどこにあったか?

山蔦  ゴールというところももちろんなんですけど、チャンスの数であったりとか球際の闘いであったりとか、ボール回しも含めてですけど、正直どちらに転んでもおかしくない展開にしてしまったという印象です。自分たちがリードをしていても常に同点にされてしまうという展開もありましたし。逆に同点の場合でも次のゴールを決めることができなかったし、それが最終的に同点に終わった要因かなと思います。

Pivo!  アウエーのチームでありながら最後リスクをしょってパワープレーに出たが、それほど欲しい勝ち点3だったか。

山蔦  そうですね。自分たちはひとつも落とせないという中で戦っていたので。勝ち点1は得ましたけど敗戦に等しい引き分けだったかなと思います。

Pivo!  4-4の後、勝負を決めるためにパワープレーに出た。GKユニを着た#4三笠貴史を底辺に置く1-2-2の形で臨んだものの例えばピヴォをゴールポスト脇に配置し相手をインサイドから崩しにいくという形優先というよりもダイレクト反転シュートというか個の強打に頼る戦い方が目立ったが、これは狙いどおりだったか。

山蔦  そうですね、時間帯ももちろんありましたし。最後の残り1分だったりはシュートを撃ちにいかないといけないという状況だったので、ま、そういうふうに見えたかもしれないですけど。しっかり練習してきたことをもう少し出したかったなというところはありますし。タイムアウト(38分21秒)を取った後も相手の守備を見て狙おうというなかなかうまくつけなかったというのがありました。公式戦でなかなかパワープレーする機会がなかったので、その辺の大胆さというのかちょっと足りなかったかなと思います。

Pivo!  山蔦監督といえば去年の入れ替え戦もそうだが実質的に監督として陣頭指揮をとってきたが、F2に活躍の場を移し今季こうして2位に甘んじているのはどの辺に理由があるか。

山蔦  もちろん、F1、F2のカテゴリーというところもありますし、結果というところは自分たちだけでは決められるものではないですし相手があってのものなので。ただ、向けるべき矢印としては自分たちのところであって。そこに関してはみんな成長していると思いますし、そこを結果につながたいという思いはもちろんありますけど、ただ結果だけを見てクラブが正しい道を歩んでいないとは思っていません。

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