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無料:明日が勝負だっていうのはみんな分かってる!(しながわシティ 岡山孝介監督)[2022・2023 F1・2入替戦]

2ゴールを決め勝利に貢献したしながわシティの#9チアゴ。強いピヴォの存在は相手にとって脅威だ。

 

2023年2月11日(土) 駒沢体育館   
(PHOTO、まとめ  山下浩正)

 

Fリーグ2022-2023ディビジョン1・2入替戦 1回戦
ボアルース長野 1-4 しながわシティ
[得点経過]
0-1 01分12秒 しながわ #14 白方秀和
0-2 21分04秒 しながわ #9 チアゴ セウバック
1-2 24分06秒 ボアルース #16 渡辺大輔
1-3 25分38秒 しながわ #9 チアゴ セウバック
1-4 28分31秒 しながわ #11 中村友亮

 

先勝したしながわシティ。去年と同じ構図だ。

 

ボアルース長野。2回戦に逆転を懸ける。

 

去年の苦い経験を忘れない

去年、同じ顔ぶれで行われた入替戦でしながわシティは1回戦で勝利(2○1)しながら2回戦で逆転負け(2●3)を喫し、結果4-4と得失点差で並びレギュレーションどおりボアルース長野が残留を決めた。その苦い経験を前提に岡山監督、白方キャプテンの口を突いて出た言葉は「気を引き締めて」だった。

一方、ボアルース長野の柄沢健監督は、「点を獲るところも抑えるところもしながわが勝っていた。明日は3点差をどう埋めるか、やることはそれしかない。戦いはここから。長野らしい泥臭いフットサルを出し切る覚悟でいく」と語れば、米村尚也キャプテンは、「立ち上がり、有利に試合を運ぶ前に失点してしまった。去年(の2回戦途中まで)と同じ3点差。これをどうひっかり返すか切り替えていきたい」と決意を口にした。

 

#41丹羽(左端)の縦突破からのシュートパスに#14白方キャプテンが飛び込み先制。

 

#16渡辺のゴールで1点差に迫った長野だったが。

 

ファー詰めでチーム4点目を決めた#11中村。154cmと小柄な体が歓喜の波に飲み込まれる。

 

この点差でも優位に立ってるとは思ってない

(総括)
岡山孝介監督 想定していたとおりの試合ができたと思います。ただまだ半分なんでまた気を引き締めて明日も頑張りたいと思います。以上です。

(明日に向けて)
白方秀和キャプテン 昨年のこともありますし、この点差でも優位に立ってるとは思ってないですし。今日みたいに本当にチームが1つになって試合ができれば明日も必ずいい結果が出ると思うのでしっかり頑張りたいと思います。

(質疑応答)
Q 今日のゲームプランは?

岡山 そうですね。まず、4対4、パワープレー以外のところに関しては、悪い意味じゃなくて、結構長野が大味な縦に速いフットサルをしてくるんで、そこをどう食い止めるかっていうところを課題に挙げていて。で、後は積極的に裏を狙ってくる形があったんで、そこのところでマーク交換のミスが起こらないようにという点と、個人技のある選手の特徴を伝えてそれを抑えるように話しました。ま、そういった点に関して今日はホント選手たちがよくやってくれたと思います。 後はパワープレーのところを、あの時間やられたわりにはよく守れてたんじゃないかなと思います。

Q パワープレーのディフェンスは相当練習してきたのか。

岡山 もちろんです、もちろんです。もう6月ぐらいからずっと練習してきたんで今は誰でもいけます。

Q 選手と一緒に戦ってみて去年のしながわとの違いというか、今年はこうだから明日はこうなるぞ、みたいな感じがあったら聞かせてほしい。

岡山 う~ん、違いというところはピッチ内外でも違う選手になってるんじゃないかなと。ひとまわり大きくなってると僕は感じてます。実際F2も、これまでも優勝してきたけれど、点差だったり内容を見ると格段に成長してるし、プレーの質も上がってるように見えるんで。ピッチ内ではそういう部分が変わっていて、それが自信になってると思います。もうひとつはピッチ外のところの強さというか。うちらのテーマの粘り強く、そしてエキスパートにっていう。そのエキスパートになる過程の一部だと思うんで。去年の苦しい経験とかも含めて成長の糧にできてるんだなと思っていて。実際に朝集合したときから去年と全然雰囲気が違うなっていうふうに感じました。去年は、自信はあるんだけど悪い意味で不安が混在しているというか、そういうところがすごい見られたんですけど、今年は自信が上回っていて、その中にいい緊張感が生まれているような状態に感じてるんで。
去年は1試合目勝って逆にそれで安心しちゃう部分があったんですけど。今はベンチに帰ってきても浮かれてる選手は誰もいないし。明日が勝負だっていうのはみんな分かってるんで。そういった精神面の成長っていうのはすごく感じてます。

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