デジタルピヴォ! プラス

ボールを持ってないときの動き出しと、運動量と、それの連続性とポジショニング? それが少しうちのほうが勝っていたんじゃないかなと。(TDFC 志村修監督)[LIBERDADE COPA Pivo! DE CAMPEAO U-9 2022-2023]

優勝したTDFCの先制ゴールシーン。#11からのパスを受けた#21がGKとの1対1を制してガッツポーズ!

 

2023年3月26日(日) ROVERS futsal stadium   
(PHOTO、まとめ・山下浩正)

 

決勝を前に観客にあいさつをする両チームの選手。ヤングパイン(左)は7人、TDFCは6人で戦った。

 

LIBERDADE COPA Pivo! DE CAMPEAO U-9 2022-2023 決勝
ヤングパイン 2-6 TDFC

 

「先週の悔しさを今週晴らそう」と選手に語りかけるTDFC志村修監督。

 

前半はTDFC、後半はヤングパインが持ち味発揮

決勝は思いのほか大差がついた。先制したのは8人制サッカーチーム、TDFC。ゴレイロ(GK)からのロングボールをピヴォの選手がジュニアフットサルルールにのっとってハーフウェイライン手前で右足ワンタッチで左へ振り並走したアラの選手が受けてドリブル、遠目からシュートにいきゴール。巧みな組み立てからのこの得点を皮切りにTDFCは前半5ゴールを重ねた。一方、前半ノーゴールに終わったフットサルチーム、ヤングパインだったが後半カウンターアタックからシンプルに縦につないでゴールを決め反撃に出る。さらに前からプレスをかけゴレイロのクリアボールをカットしてシュート、2点目を決めた。降りしきる冷たい雨の中、スリッピーなピッチをものともせず両チームとも健闘したが総合力でTDFCが勝り優勝をものにした。試合後、TDFCの志村修監督に戦いを振り返ってもらった。

 

TDFC4点目は#21がドリブルを仕掛けGKを引き出しておいてファーサイドへパス、#15は無人のゴールへ流し込んだ。

 

ボールを持つ前のいい準備が今日はできた

Pivo!  優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを。

志村  ありがとうございます! そうですね、実は、先週別の大会の準々決勝で勝てる相手に負けてしまった試合があったんですよね。

Pivo!  フットサルの大会?

志村  ううん、それは8人制の大会です。

Pivo!  あ、それで試合開始前に「先週の悔しさを今週晴らそう!」と選手に声がけしていた?

志村  そうなんですよ! 

うちも8人制のフットボールクラブなので当然サッカーにつながるように 、その中でボールサイドの一場面だと思ってフットサルもやってますので。だから例えば今日の試合だと、相手がフットサルチームで、スクエアといって前2人・後ろ2人になるところを、うちはダイアモンドなんですよ。要はトップ、中盤右左、一番後ろに1人で。11人制のボールサイドは三角形、トライアングルってよくいわれるじゃないですか。じゃなくて、もうあと2辺増やして、ひし形を、ダイヤモンドをつくろうねっていってうちは練習してるんですよ。

そうすると今日みたいなプレーができるよねと。

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