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Fリーグ、話題のディビジョン2と新加盟7クラブを発表!(2018/1/18)

8クラブによるディビジョン2(F2)の新設を発表する小倉純二FリーグCOO。

 

フットサルリーグピラミッド構造の構築

日本フットサルリーグ(Fリーグ)とFリーグを主催する一般財団法人日本フットサル連盟(JFF、小倉純二会長)は1月18日、JFAハウスで、フットサル中期ビジョン実現に向けた取り組みとして、2018シーズンより既存の12クラブに加え、新設するFリーグディビジョン2(以下、F2)への7クラブ(デウソン神戸を除く)の加盟を承認し、Fリーグ加盟クラブが全19クラブとなることを発表した。また、地域・都道府県フットサルリーグ所属チームが将来Fリーグ参画を目指し活動できるよう、「Fリーグを頂点にしたフットサルリーグピラミッド構造の構築」に向け取り組んでいくことも明らかにした。なお、若手選手を中心にFリーグ選抜チームを新たに編成し、Fリーグ2018シーズンへ年間を通して参戦することも決まった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

F1では府中アスレティックFCがホームタウンを立川にまで広げたことから「立川・府中アスレティックFC」と呼称を変更した。また、デウソン神戸は、

F2で再スタートを切ることになった。なお、F1、F2とも開催日程は今後に持ち越しとなった。

http://www.fleague.jp/news/?p=40110

 

F1の下位も入れ替え戦をやって勝負をあきらめない形を

以下は小倉COOと福村COO代行の会見コメントです。

「わたしがFリーグのCOOになったのは、コロンビアのフットサルワールドカップ(W杯)予選に負けちゃったからです。わたしは当然勝ってアジア代表で行けると思っていたところが、敗れてしまいましたんで。責任を取るよりしょうがないだろうというつもりでCOOをやりまして、もう3年目になっています。そういう意味ではなんとかFリーグが、というよりもフットサル日本代表が日本で皆さんに認めていただいて、強くなってW杯に行けないと、W杯に行って活躍しないと日本でフットサルが普及しないなというふうに正直、思ってますので。何とか次のW杯には出たい、ということでいろんな計画をこれまで立ててきました」

「コロンビアの次のW杯は2020年にあるんですけども、そのW杯が全然決まらなくてですね。で、わたし招致委員長をやってるんですけども、(主催の)FIFAがサッカーが忙しくて、なかなか決定するような状況になっていません。その中で、FIFAから日本がもらっている案内ではですね、今年の10月の評議委員会で決めますよ、ということです。ですからそれに対して日本は、“これから一生懸命やるし、継続して手を挙げていくからよろしく”という返事を去年の末に、わたしの名前とそれから田嶋会長の連名で出しました」

「そういう意味で、(日本代表をより強くしていくために)来季始まるFリーグではどういうふうにやってくべきかってことをFリーグの実行委員会の皆さんと相談しながら決めた内容が今日お手もとに渡してある内容です」

「Fリーグも(Jリーグのように)クラブライセンス制度をつくって、それを導入することによって、きちんとした形に持っていくのと、F1とF2をつくって2部制にします。で、F1とF2にどういうチームが参加するかということについては後ほど福村さん(FリーグCOO代行)から説明してもらいますが、2部制にすることで、入れ替え戦をやろうということを決めました。ただ、まだチーム数が多くないので1チームだけ入れ替え戦に行くようにしました。F1の上位のほうはプレーオフがありますから、みんな一生懸命ベストファイブになるための努力をやるわけですね。しかし下のほうはベストファイブにいけないことが分かっちゃうと、もう試合がおもしろくないってことになっちゃうといけないので、入れ替え戦をやって勝負をあきらめない、という方向に持っていきたいなというふうに思ってます」

F1に若手中心のリーグ選抜チームを新設

「また、F1の中にリーグ選抜という新しいチームをつくることにしました。これは何かっていうと、フットサルは経験豊富な年齢層の高い選手が重用されるわけで、若者はベストメンバーとしてなかなか出るチャンスがない。なので若手の育成策がなければ先につながっていかないので。今、清水(和也)くんとか若い選手もいますが、彼のように日ごろチームのレギュラーとして出れる人はいいんですけど、出れない(けど、きらめきを持っている)人を中心に集まってもらおうというものです。それは完全に若い選手のチームで、そういう人たちがF1の中でどのくらい戦えるか実験をするということです。そこに是非ご注目をいただいて、若者がどう戦えるかっていうのを新しいシーズンの話題にしたいと思っています。以上が来季の新しいシステムです。この後は福村さんにF2はどんなチームが参加しているか説明していただきます」

 

福村景樹COO代行。

 

F2はデウソン神戸を加えた8チームで

続いて福村COO代行からF1、F2の参加チームが紹介された。

「Fリーグディビジョン1、これは今までのFリーグですが、これにFリーグディビジョン2、今までの準加盟チームにさらに新しいチームを加えた、この2つのディビジョンによって2018/2019シーズンを始めていきます。
F1のチームから紹介します。『エスポラーダ北海道』、『ヴォスクオーレ仙台』、『バルドラール浦安』、『フウガドールすみだ』、『立川・府中アスレティックFC』、このチームは今まで府中アスレティックFCという名前でしたが、ホームタウンを立川市にも広げたことから新しい呼称となりました。それから『ペスカドーラ町田』、『湘南ベルマーレ』、『アグレミーナ浜松』、『名古屋オーシャンズ』、『シュライカー大阪』、『バサジィ大分』、それと今COOから話がありましたFリーグの若手を選抜した「Fリーグ選抜』、これをディビジョン1に入れて、全12チームでリーグ戦を行なっていきます」

「ディビジョン2ですが、こちらは、『トルエーラ柏』、『Y.S.C.C.横浜』、『ボアルース長野』、『ヴィンセドール白山』、『デウソン神戸』、『広島エフ・ドゥ』、『ポルセイド浜田』、『ボルクバレット北九州』、以上8チームがディビジョン2(F2)としてリーグ戦を行い、このディビジョン1の最下位チーム、ディビジョン2の最上位チームが入れ替え戦を行う、という予定で2018/2019シーズンのリーグ戦を行なっていきます」

 

ここからは質疑応答です。

「成績も上がらないのでF2でもう一回立て直す」

Pivo! F2のリストの中にデウソン神戸が入っているが、これはどういったいきさつからか。

小倉COO デウソンさんは今まで1部でやってこられたんですけど、神戸さんのオーナーから話がありまして、自分のところがなかなか成績も上がらない、なので、F2でもう一回立て直すとおっしゃって。なおかつ、F2のほうのまとめ役になっていただくというふうにおっしゃっていただけて。実はものすごくありがたいので、神戸さんを中心にF2がまとまってくれるとありがたいなと思って。そういう形になっています。

Pivo! F2の新設と発表がなぜこのタイミングか。それはW杯日本開催と関係があるのかどうか教えてください。

小倉COO 今この時期にということですが、リーグと地域が一気通貫できちんと結ばれるようにしていくには、F1、F2、そして地域リーグと持ってかないと駄目だということで。Fリーグも10年が過ぎて、今までお待ちいただいたところにもチャンスを与える形ができるといいなというふうに考えました。ですから、F1があってF2ができれば、きちんと体制が整うということになると思います。

フットサルW杯と直接的な関係はありませんが、FIFAに、日本はF1とF2という2部制にするなど一生懸命やってますということをこれから手紙に書こうと思っています。

Fリーグ選抜チームは入れ替え戦に行かない

Pivo! F1の最下位とF2の最上位が入れ替え戦に行くということだが、Fリーグ選抜がF1で最下位になった場合、やはり入れ替え戦に行くのか。

小倉COO 実行委員会で検討していただいて、Fリーグ選抜がビリになっても入れ替え戦行きの対象にはならないと決まりました。

Pivo! Fリーグ選抜がもしも12位になっても、11位とF2の1位とが入れ替え戦行きと。

小倉COO そうです。

Q 選抜チームの若手というのは年齢制限はあるのか。

小倉COO 21、22歳が中心でしょうね。監督さんが選ぶわけですが、そのくらいの若い選手にしてくれたらいいなと思っています。

Q 明記はしないと。

小倉COO 明記はしていきません。

Q このFリーグ選抜はその試合ごとに召集するのか。

小倉COO それは反省点もあって、今、JでJ選抜ってあるじゃないですか。あれは翌週の試合に出ない人を対象にしてますよね。それだとそのときに強いか弱いか決まっちゃうのでね。今回は、できれば監督になる人に、3か月なら3か月、その間この試合にしか出ないときちんと決めてもらおうと思ってます。今、名古屋オーシャンズの寮に入れてもらって。大学生の場合、休学してくれといわなければいけないような人も実はいます。名古屋のほうでも寮を確保してくださってるので、練習も名古屋のコートを使ってやると、いうのを決めました。

Q 一定期間はこのチームに専属して活動してもらう、ということか。

小倉COO そうです。チームの了解を取るのが大変でした。

福村COO代行 基本的にはチームに所属していて、Fリーグ選抜へのレンタル、という形です。

Q その期間というのは決めていくのか、それともフレキシブルに3か月もしくは4か月としていくのか。

小倉COO 決めていかざるを得ないと思いますねぇ。同じ人がずっとということもあると思うし。出すほうも困るし、現実に福村さんところで困ってるのは大学生がいるわけですよ。1年間選抜チームに専念してくれれば成長する可能性はあると思うし。そこまでやってくれないとこのチームは成り立たないわけです。

Q そのチームのホームアリーナはどこになるのか。

小倉COO 名古屋です。

Fリーグ選抜チーム監督は未定。「近々決めます」

Pivo! 監督は誰になるのか。

小倉COO 監督はまだ決まってません。近々決めますから。もう少し待ってください。

Q F2を今後12まで増やしたいということだが。

小倉COO F2はね、もしかすると14くらいまで増やしたいと事務局は思ってます。

Q その内訳っていうのは地域のバランスを取っていくのか。

小倉COO いや、そうではなくてですね、やりたいっていうチームがそのくらいは出てくるんじゃないかなという感じですね。

福村COO代行 基本的に、クラブライセンス制度を公表しますので、参加基準というのが、スタジアムの大きさだとか、競技基準とか、いうことが、制度を導入したことによって今度は明確になるので。それに合ったところが手を挙げてくる、ということを期待しています。

Q 今回F2に入ったチームはF1の基準を満たしたという認識でいいのか。

小倉COO そうじゃないんです。ですから、いくらF2で優勝しても基準を満たしていなければF2にいなきゃいけない。

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