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無料記事[Fリーグ2016/2017第25節]ぺスカドーラ町田・岡山孝介監督「開幕戦のときのように少ないチャンスをものにされてペースをつかまれるのが怖かったです」(2016/12/20)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第25節
ぺスカドーラ町田 2-1 デウソン神戸
2016年12月18日(日) 町田市立総合体育館 観客数:982人
[得点経過]
1-0 24分18秒  町田 10 森岡薫
2-0 36分54秒  町田 9 横江怜
2-1 37分33秒  神戸 19 森洸

 

今シーズン、ぺスカドーラ町田(以下町田)とデウソン神戸(以下神戸)の勝負は1勝1敗であったが、今節の勝利により町田の2勝1敗となった。
町田は開幕戦でのカウンターや神戸の選手の個人技術の高さ、前での攻撃能力の高さを警戒し、リスクマネジメントができた中での勝利であった。
シーズン2戦目に関しては神戸のアグレッシブなディフェンスをいなしての金山友紀選手の4ゴールにより勝利をしていた。そこでの修正も受けての神戸の集中したディフェンスと思われる。今節はキャプテンの金山友紀選手の復帰戦となった。アウェイ、バルドラール浦安戦(11/7)にケガをし、全治は4週間であった。最後のパワープレーでは金山選手の体を張ったディフェンスもあった中での今節の勝利となった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

 

 

 


0-0の均衡を破ったのは森岡薫選手。前節同様に先制ゴール。フリーキックを直接決めた。

 

 

 


今節ヒーローとしてインタビューを受けたのは横江怜選手。パワープレー返しで決勝ゴールを決めた横江選手は今節で251試合目。前節で250試合を達成。ゴールは10ゴール目(得点ランキング23位)2けたゴールはFリーグ10シーズン中、9回目となる(2015年シーズンのみ1けた)。

 

以下は、岡山孝介監督金山友紀選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

岡山孝介監督
「攻撃面で少し攻めあぐねてしまって、神戸もリスク冒さずに慎重なディフェンスとオフェンスをしてきて、それに対してうまく対応することができなくて、苦しい試合になってしまいました。ただ、その中でもしっかり集中して、しっかりゲームコントロールをして試合を進めることができたので、そういう部分に関してはよかったと思います。こういう試合をモノにできるようになっているので、このまま勢いに乗って勝ち続けていきたいと思います」

 

金山友紀選手
シーズン終盤になってくるところで、本当に勝ち点3が重要になってきます。先週の名古屋戦は引き分けた中での試合ということで、監督も重要な試合という話をしていましたし、ディフェンスの部分からしっかり入っていくというところでは、ディフェンスでのミスも少なかったと思いますし、よくできたと思います。ただ、もっともっとやっていかないといけないと思いますし、僕自身は久々の試合でコンディションもまだまだだと思います。本当に出ているメンバー、出ていないメンバー、登録されていないメンバー全員でチームは戦っていかないといけないと思いますので、またこれから次の試合に向けて、チームメイトと競い合っていきたいと思います

以下は質疑応答となる。

Pivo!:デウソン神戸との試合に関しては毎年バチバチした試合になりますし、ときに互いに点を獲り合う試合になるかと思います。今節はロースコアの試合となりました。今シーズンの1回目である開幕戦では神戸は引いてからのカウンターで、2回戦は強めのプレスという守り方でした。今節の神戸の守り方・戦い方はいかがでしたか?

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第1節
ぺスカドーラ町田 3-4 デウソン神戸
2016年6月11日(土) 国立代々木競技場第一体育館 観客数:2,934人
[得点経過]
0-1  02分38秒  神戸  18 相井忍
0-2  16分19秒  神戸  19 森洸
0-3  16分42秒  神戸  88 稲田瑞穂
1-3  17分42秒  町田  7  金山友紀
2-3  27分37秒  町田  9  横江怜
2-4  30分14秒  神戸  18  相井忍
3-4  37分35秒  町田  16  篠崎隆樹

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第14節
デウソン神戸 1-5 ぺスカドーラ町田
2016年10月15日(土) グリーンアリーナ神戸 観客数:1,403人
[得点経過]
1-0 02分46秒 神戸 19 森 洸
1-1 06分42秒 町田 7 金山友紀
1-2 12分04秒 町田 7 金山友紀
1-3 12分52秒 町田 7 金山友紀
1-4 36分34秒 町田 7 金山友紀
1-5 39分19秒 町田 9 横江怜

 

岡山:1回目と2回目であれば、1回目に近かったです。ちょっと引いた状態から、ディフェンスを始めてある程度割り切ったもので、ミスからカウンターをしないようにしていました。2回目はかなりアグレッシブにプレスをかけて来た試合でかなりプレスは速かったです。2回目も苦戦はしましたが、早い時間で点を獲れて、うまくゲームコントールして攻めることができたかなとは思います。今日に関しては開幕戦のときのように少ないチャンスをものにされてペースをつかまれるのが怖かったので。まずはディフェンスから入って点を獲られないことを意識してゲームを進めたましたし、それができたと思います。

金山:
開幕戦とアウェイの試合ともまた違ったと思いますが、今日は1試合目と2試合目がミックスしたような試合だったと思います。自分たちは崩れることなく集中して戦えることができたと思います。神戸は前に来れば、ボール回しはもっともっと活性化する部分はあると思います。でも、相手を見ながら、自分たちもチャレンジはしますが、リスクをかけて攻めて、相手に取られてのカウンターは避けたいところでしたし、相手の何人かのピヴォに関してはケアしないといけない部分はありました。フィクソの選手はしっかり戦ってくれましたし、同時にゴレイロをサポートする連動はしっかりできたのではないかなと思います。

Pivo!:試合から離れますが、ぺスカドーラ町田が掲げているぺスカドーラ町田宣言に「2020年までに下部組織出身選手から日本代表輩出!」とありますが、ぺスカドーラ町田アスピランチ出身で、特別指定選手も経験し、現在はトップで活躍している原辰介選手が先日フットサル日本代表候補に選出されました。その件について。

 

 

岡山:原に関しては決してうまい選手ではありませんが、頭のよさであったり、運動量であったり、すごくできる選手で、そういう選手が代表に選ばれることは町田にとってもうれしいことだし、若い選手で高いレベルを目指している選手にとっては希望になると思います。うまいだけがすべてではないですし、そういった選手がチームには1人2人必要になってくるので、彼が選ばれたことはフットサル界にとってもよいことではないかなと思います。

金山:
彼から直接「選ばれました」と連絡がありました。本人に伝えたのは監督もいったように「代表に行った中でもいい意味で1番下手だと思うし、それをプラスにとらえて、今の時点で下手であれば、伸びしろはほかの選手より1番あると思うし、そういう部分で本当に自分にしかできないプレーはあると思うのでそれを見せていくことが重要だと思うし、日本代表選手はうまいだけでは成り立たなくて、勝負強さであったり、メンタル面、戦う気持ち、それ以外のところがすごく大事になってくる。そういう意味では開き直ってやってきたほうが自分の身になると思う」と伝えました。彼なりにいろいろ感じて、それを普段の練習でやっていけばいいと思います。やはり、チームがあっての代表だと思いますので、練習して結果を出していく延長に代表があると思うので、その部分をしっかり忘れないようにしてもらって、自分もまだ現役でまだ一緒にやっている中で彼みたいに先の長い選手にプレーの部分であったり、自分の背中で見せる部分は伝えていきたいなと思います。

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