デジタルピヴォ! プラス

無料記事[Fリーグ2016/2017第7節]ヴォスクオーレ仙台・ホセ フェルナンデス監督「今日の仙台は最後までアグレッシブなチームだった、負けたけど満足して帰ることができる」(2016/8/5)

これまでで最高の内容の戦いを見せ満足気のホセ フェルナンデス監督。写真右は岡崎史郎通訳/アシスタントコーチ。

 

惜しくも今季初の勝ち点獲得を逃したヴォスクオーレ仙台の選手たち。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第7節
府中アスレティックFC 4-3 ヴォスクオーレ仙台 
2016年7月29日(金) 府中市立総合体育館 観客数:1,004人
[得点経過]
1-0 05分10秒 府中 9 宮田義人
2-0 07分16秒 府中 12 小山剛史 
2-1 08分29秒 仙台 9 永村八一 
2-2 11分10秒 仙台 6 木島悠斗 
3-2 12分49秒 府中 21 柴田祐輔 
4-2 16分06秒 府中 オウンゴール 
4-3 38分32秒 仙台 24 松木裕功

 

「最後までアグレッシブだった」と興奮冷めやらぬ監督

今日のヴォスクオーレはボールを持てて、ゴールへのチャンスもつくれて。アグレッシブなチームだった」。沈んだ精神状態で会見に臨むことの多いフェルナンデス監督だが、この日ばかりは、上位の府中を本気にさせた戦いができたことでテンションはかなり高かった。ただ、今季初の勝ち点を挙げられなかったことも事実。その状態から抜け出すのに必要なものは? と問われて「点の獲れる選手と、選手のプレーの質」と答えた。チームづくりの要望が満たされないままスタートし苦しい戦いを続けなければならない状況の中、2点を先取されながら一時は同点に持ち込んだ選手たちの大健闘に、ひとときの喜びをかみしめているかのようだった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

■記者会見
(試合を振り返って)
皆さんは仙台の成長を目撃した

ホセ フェルナンデス監督 自分たちにとってフットサルが不公平になった試合でした。今日は試合の終盤まで、最後の最後までポジティブな結果を得るために戦いました。今日のヴォスクオーレはボールを持てて、ゴールへのチャンスもつくれて。アグレッシブなチームでした。最後、府中は(攻めずに)ボールを持って終わらせようとしていました。一番重要なのは今日来ていただいた皆さん、ここにいる(メディアの)皆さんもそうなんですけども、第1節から今日まで、チームがすごいよくなったのを見ていると思います。今日も府中といういいチームを相手に最後まで勝とうと頑張りました。試合は負けてしまったんですけども、すごい満足して会場を出ることができます。

(一問一答)
府中よりも多くゴールチャンスをつくったのに負けるなんて

Q 試合前に“今日は局面局面のスピードが重要になる”と話していたが、そのとおり後半すごくプレスも早くて確かに成長していると感じることができた。あと一歩、相手を追い込んで勝つためにどういった点が必要になるか。

フェルナンデス シーズンの始まる前に(クラブの)社長にいったことですが、点を決める選手の獲得が重要です。試合を見ても分かると思いますが、府中より自分たちが劣っているとは思っていません。これは大分戦もフウガ戦も浦安戦も浜松戦もそうです。湘南戦を除いては多分、どのチームに対しても劣っていたことはないと思っています。でも、ほかのチームは自分たちの持っていない(プレーの)“質”というものを持っています。ですから自分たちが“質”というものを持ったとき多分、皆さんを驚かせることができると思います。

Q その“質”を補強で得たいと考えているのか。

フェルナンデス ま、そういうことなんですけども、(シーズン前に)結局誰も契約できなかったので下のサテライトから2人上げたという形です。ピヴォというポジションの選手は練習では養えません。ゴールできる選手は持っていうものが大事です。自分たちに必要なのはそのゴールを決める選手です。日本にもそういういい選手がいますし、外国人を探す必要も感じません。それがさらに若ければ願ってもないことです。その選手を自分も知ってるしクラブも知ってますが、でも(獲得は)自分次第というわけではないので。

Q それは誰か。

フェルナンデス それはいえません。自分たちのチームの選手ではないからです。

Q 最初に“自分たちにとってフットサルが不公平になった試合だった”といったがその意味は?

フェルナンデス 不公平というのは例えば,今日我々は若い選手を使ってプレーして、そして多分府中よりもたくさんゴールチャンスをつくって、でも、負けるというのは不公平だということです。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ